2025年に広島県福山市・鞆の浦で開催される「観光鯛網」お知らせ
2025年、広島県福山市の美しい港町「鞆の浦」で、伝統的な漁法を楽しむ観光イベント「鞆の浦観光鯛網」が開催されます。このイベントは、初夏の風物詩として地域住民に親しまれており、約400年前から続く「鯛しばり網漁法」を再現することを目的としています。特にその魅力は、春にマダイが産卵のために帰ってくるこの時期に行われる漁法を見ることができる点です。
開催日程とアクセス
このイベントは、2025年4月26日(土)から4月29日(火・祝)、そして5月のゴールデンウィーク期間中の3日(土・祝)から6日(火・祝)まで行われます。観覧は毎日11時からの1回のみで、乗船場所は仙酔島乗船場です。ここから約1時間15分間、伝統漁法が行われる様子を間近に見ることができます。
観覧特典と地域の魅力
観覧者には抽選で鯛や保命酒がプレゼントされるほか、捕れたての鯛や新鮮な小魚の特価販売も行われます。更に、鯛網終了後には鞆の浦の史跡を無料で案内してくれる特典もあり、観光の充実度は抜群です。観覧券を提示すれば福山自動車時計博物館に無料で入館できる特典もあり、地域の歴史を感じながら楽しむことができます。
森下仁丹と鞆の浦
このイベントでは、森下仁丹株式会社が協賛しています。同社の創業者・森下博はこの地で生まれ育ち、地元の振興に尽力してきました。彼の精神を受け継ぎ、森下仁丹は地域への支援を続けています。鞆の浦との深い繋がりを大切にし、伝統文化の継承や地域の活性化に大きく貢献することを目指しています。
伝説の漁法「鯛しばり網漁法」
「鯛しばり網漁法」とは、マダイの群れが集まるこの時期にあわせて漁が行われるもので、2015年には福山市の無形民俗文化財に指定されるほどの伝統があります。観光客は、観覧船からその豪快な漁法を体験し、地元の活気を感じることができる貴重な機会となります。
鞆の浦はその美しい景観にも恵まれており、歴史ある街並みや自然も楽しむことができます。地元の人々の温かいおもてなしを受けながら、古き良き日本の伝統文化を実際に体験できる貴重な機会です。これからの「鞆の浦観光鯛網」の開催に期待が寄せられています。ぜひ、歴史を感じながら、伝統漁法を楽しみに訪れてください。詳しくは公式サイト(https://www.fukuyama-kanko.com/travel/taiami/)で確認できます。