VTuber MRライブ体験
2025-02-26 15:37:50

VTuber体感ライブ!新たなMR技術で進化するエンターテイメント

2025年1月8日と9日、東京で行われた「ANYCOLOR/にじさんじ 新技術実証実験イベント ver.2025.01」では、VTuberに特化した新しいMRライブシステムが実現されました。株式会社stuとANYCOLOR株式会社が共同開発したこのシステムは、観客がVTuberを目の前に感じることができるライブ体験を提供します。

MRライブの革新


従来のVTuberの音楽ライブは、会場のLEDモニターを通じて映像を視聴する形が一般的でした。しかし、今回のMR技術により、参加者はMeta Quest3やXperiaを通じて、リアルタイムでVTuberを感じることができるのです。この新しい体験は、観客にとってまさに画期的なものといえるでしょう。

体験の詳細


このイベントでは、にじさんじのタレント「加賀美ハヤト」とMCの「百花繚乱」が出演し、観客とインタラクティブに交流しながらトークや音楽ライブを展開しました。特に注目すべきは、VTuberが観客の目の前に存在しているかのような没入感が味わえる点です。また、リアルタイムでの双方向のコミュニケーションも実現されており、従来のライブの概念を超えています。

技術の裏側


このような新しい体験を支えるのが、2つの新たな技術です。まず、VTuberライブ専用の伝送システムです。これにより、キャラクターの動きや演出信号を低遅延で伝送し、観客のスマートフォンやヘッドマウントディスプレイに映し出すことが可能となりました。さらに、リアルタイムでの音声出力を実現するため、会場のスピーカーから音を流す設計を導入し、ライブの臨場感を高めました。

また、合成技術においても、リアルタイムで高精度な映像を生成できるような手法が開発されました。これにより、観客とVTuberの音・照明間の連動がなされており、まるでリアルのステージでパフォーマンスを受けているかのような感覚を生み出します。これまでは困難だったこの表現が、今回のMRシステムにより実現可能となりました。

安定したネットワークインフラ


さらに、MRライブを実現するために、会場のネットワークインフラも再設計されています。一般的な無線環境では多くのデバイスに対しリアルタイムでデータをやり取りする事が難しいため、特別なネットワーク機材が導入され、データの流れが最適化されました。これにより、オペレーターの負担を軽減しつつ、安定したデータ配信が可能となっています。

未来への期待


今回のMRライブシステムの開発により、VTuberというキャラクターがさらに身近に感じられるようになります。この技術は、ゲームや展示会、テーマパークなど様々なエンターテイメント領域に応用可能であり、将来的にはもっと多くのキャラクターコンテンツがこの新技術によって新たな発展を遂げることが期待されています。

この新たな可能性が広がる中で、私たちも今後の展開に注目していきたいと思います。今後のVTuberやキャラクターコンテンツの進化を見逃せません。


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