サクソバンク証券がカバードコール戦略対象銘柄を拡大し、投資機会を増加

サクソバンク証券がカバードコール戦略の対象を拡大

サクソバンク証券株式会社は、日本国内で増加する投資ニーズに応え、2025年5月よりカバードコール戦略の対象となるオプション取引銘柄を大幅に拡大することを発表しました。この改変により、米国株のすべてのオプション取引可能な銘柄に対して、より柔軟なカバードコール戦略を利用できるようになります。

カバードコール戦略とは？

カバードコールとは、保有している株式に対してコールオプションを売却する戦略です。これにより、オプションが行使された際にもあらかじめ保有株があるためリスクが軽減されます。オプションを売ることで得られるプレミアム収入は、安定した利益を得る手段として投資家に喜ばれています。サクソバンク証券はお客様からのニーズを受け、より多くの銘柄を対象にした新たなサービスを導入しました。

カバードコールの魅力

この戦略の主なメリットは、コールオプションの売却から得られるプレミアム収入で、事前に保有する株式でカバーされるため、損失リスクが低く抑えられることです。さらに、追加の証拠金不要なため、オプション取引初心者にも取り組みやすい環境となっています。これにより、投資戦略における選択肢の幅が格段に広がります。

注意点とリスク管理

ただし、カバードコール戦略にはリスクも伴います。特に株価が大きく上昇した場合、オプションの権利行使により、上昇した分の利益を逃す可能性があります。また、株価が下落した場合でも、プレミアムで一部相殺できるものの、保有株の評価損が発生することがあります。適切な銘柄選定や満期管理を行うことで、こうしたリスクを最小限に抑えることが可能です。

サクソバンク証券の取り組み

さらに、サクソバンク証券は、2023年5月に新たなオンライン本人確認サービスを導入し、口座開設までの時間を大幅に短縮しました。これにより、顧客は最短30分でFX取引を開始することができます。また、昨年4月には日本国内で初めてTradingViewを用いた先物取引提供を開始し、業界の最前線を走り続けています。

サクソバンク証券は「日本で最も顧客志向の証券会社」を目指し、顧客一人ひとりの多様な投資ニーズに応えるため、サービスの拡充と機能強化に努めています。

代表取締役社長のコメント

サクソバンク証券の代表取締役社長であるヨハン・ゲーデ氏は、「当社はフィンテック企業として常に革新を追求し、顧客が金融市場から収益を得る機会を提供しています。」と述べ、「今回のカバードコール戦略の拡大は、お客様の要望を実現したものです。これにより、お客様はより柔軟な取引を行える環境が整いました。今後も、日本の顧客のニーズに応じた投資環境の提供に尽力していきます。」と語りました。

サクソバンクについて

サクソバンクは1992年に設立されたデンマーク・コペンハーゲンを本社とするオンライン銀行で、世界各国の顧客に金融サービスを提供しています。サクソバンク証券株式会社は、サクソバンクの100%子会社で、150種類以上の通貨ペアや8,500銘柄以上のCFD、11,000銘柄以上の外国株式を取り扱っており、投資家に多様な選択肢を提供しています。