齊藤美帆と好田一生による展覧会『Atopy』
アート好きの皆さんに朗報です。2025年7月5日(土)から7月12日(土)の間、COPYCENTER GALLERYで齊藤美帆と好田一生の二人展「Atopy」が開催されます。この展覧会のタイトルは、ギリシャ語の「atopia」に由来し、「変わったもの」や「場所のないもの」を意味し、日常の中に潜む異なる視点を提供します。
展覧会の見どころ
本展では、日常に潜む異他へのまなざしを持つ二人の作家が、鑑賞者に新しい認識を問いかけます。齊藤美帆は、日常の風景に現れる違和感を基に、機能を持たないオブジェクトを作成し、物事の背後にある真実を再考させます。一方、好田一生は場所固有のオブジェクトを360°撮影し、それを紙に印刷して立体化します。こうした作品は、鑑賞者に「あるべき存在」と「あり得ない存在」を同時に体感させ、視覚的な回遊を促します。
キュレーターと会場構成
また、キュレーションは成定由香沙、会場構成は鈴木陽太郎が担当し、二人のアーティストの異なる視点が交わる場を創出します。この展望は、単なるアート鑑賞を超え、日常への鋭いまなざしを再発見する貴重な機会を提供します。
開催概要
- - 展覧会名: Atopy
- - 出展作家: 齊藤美帆、好田一生
- - 会期: 2025年7月5日(土)~ 7月12日(土)
- - 開廊時間: 14:00 ~ 19:00(休廊日なし)
- - 入場料: 無料
- - 会場: COPYCENTER GALLERY
- - 住所: 〒173-0004 東京都板橋区板橋4-4-2 ミクニビル 1F右
アーティストのプロフィール
齊藤美帆(SAITO MIHO)
2001年生まれの彼女は、今は武蔵野美術大学彫刻学科の修士課程に在学中です。工業的素材FRPを用い、特定の用途を持たない立体作品を制作しており、日常で見ている物の本質に疑いを投げかけています。2025年には個展「どこかの風景」を予定している他、グループ展にも参加しています。
好田一生(KODA ISSEI)
同じく2001年生まれで、京都市立芸術大学美術学科の修士課程在学中です。彼は柱や角材などを撮影し、印刷したイメージを立体化して、物体の存在に対する新しい見方を探求しています。彼の作品は、実物と認識のズレを明らかにすることを目的としています。
COPYCENTER GALLERYの魅力
COPYCENTER GALLERYは、都営三田線新板橋駅の近くに位置するアートスペースで、かつての印刷所を活かしてアートへの深い関心を持つ場として展開しています。若手アーティストが集うこの場所で、新たな表現を体感する絶好のチャンスです。詳細は公式サイトやSNSもチェックしてみてください。
このユニークなアートイベントをお見逃しなく!