お仏壇のはせがわ賞
2026-05-13 15:30:17

東京藝術大学が受賞した「お仏壇のはせがわ賞」の意義と受賞者たちの声

文化財保存を担う次世代の才能たち



日本の文化を次世代へ継承するための重要な一歩として、東京藝術大学に「第20回 お仏壇のはせがわ賞」と「第16回 お仏壇のはせがわ賞 特別賞」が授与されました。この賞は、株式会社はせがわが2007年から毎年実施しているもので、文化財保存を専門とする修士課程及び博士課程の優秀な作品や研究に対して栄誉を授与するものです。今回は堀内七海さんと、2人の受賞者が選ばれました。彼らは、日本の伝統文化を守るために日々研鑽を積んでいる才能の持ち主たちです。

お仏壇のはせがわ賞の意義



この賞の背後には、文化財を守るための技術を次世代に伝えるという、はせがわの強い理念があります。日本の美やこころを未来に受け継ぐためには、文化財に関する技術者の育成が不可欠です。この理念のもと、受賞者たちは修士課程や博士課程での厳しい研究を乗り越え、見事な成果を収めることができました。

受賞者たちの業績と感謝の声



堀内七海氏の受賞作品


堀内七海さんが受賞したのは、東京藝術大学に所蔵されている「阿弥陀三尊来迎図」の現状模写および装潢です。原本が鎌倉時代に描かれたこの作品では、阿弥陀如来とその近くにいる勢至菩薩、観音菩薩の三尊が、穏やかな表情で来迎する様子が描かれています。
この作品は保存状態が非常に良く、制作当初の美しさを感じさせる貴重なものであり、その模写制作を通じて、堀内さんは多くの試行錯誤と研究を重ねました。受賞時のコメントでは、支えてくれた全ての人々に感謝の意を示し、今後は文化財修復の分野に進む意志を表明しました。

張彬文氏の特別賞研究


もう一人の受賞者である張彬文さんは、「大型板絵の制作技法研究」と題された研究を通じて、重要文化財《板絵智光曼荼羅》の想定復元模写を手がけ、その成果が評価されました。研究の中で、彩色技法や基底材構造の実証的な検討を行い、本来の華麗な姿を再現することに成功しました。

王工一氏の特別賞受賞研究


王工一さんは、鎌倉時代の木彫像に関する研究を行い、東京藝術大学所蔵の「木造毘沙門天立像」の復元模刻に取り組みました。彼は、彫刻工程と彩色工程の相関関係を探ることで、当時の技法や表現を再現することに成功しています。

はせがわのサステナビリティ


株式会社はせがわは、持続可能な社会に向けた取り組みの一環として、「重要課題3 日本文化の伝承」にも力を入れています。文化財保存に携わる次世代の才能を支援することは、企業としての重要な責任であると考えています。これにより、長年にわたる日本の伝統や技術を未来に持続可能な形でつないでいく姿勢を示しています。

一歩一歩の歩み


堀内さんや張さん、王さんたちの受賞は、彼らの努力の賜物であり、また、東京藝術大学の文化財保存という分野への貢献が強調される機会でもありました。今後も、このような賞を通じて文化財保存の重要性が広まり、多くの才能が発掘されることを期待しています。彼らの未来に注目し、文化財を守る技術の進展を見守りたいと思います。


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