感謝を込めて紡がれた言葉が形になる
2025年1月17日、岡山県庁において国立大学法人岡山大学主催の「子から親へのエール論文2024」の表彰式が催されました。このイベントは、岡山大学と岡山経済同友会、及び岡山県が連携して行ったものであり、全国から寄せられた感動的なエピソードが一堂に集まりました。
エール論文の意義
「子から親へのエール論文」は、高校生や大学生が親の仕事と家庭生活を両立させる中でのリアルな体験や感謝の気持ちを表現する場として設けられています。社会への提言を織り交ぜ、自らの意識や行動の変化について言及することを通じて、通常では言葉にしづらい親への感謝を形にしています。
今回は51件の応募があり、その中から選ばれた6作品が表彰されました。受賞作品は、親子の絆や感謝の気持ち、また未来へ向けての想いが込められたもので、観客の心を打つ内容でした。
栄えある受賞者たち
表彰式には、各賞を受賞した学生たちが出席し、彼らの心温まるスピーチを聞くことができました。特に、岡山大学長賞に輝いた大学生の山田紋歌さんは、「ごはんがつなぐ母と私」と題し、母との日常の温かさについて触れ、思わず涙ぐむ場面もありました。一方で、高校生の部で受賞した松本千莉さんは、「私の自慢の親」というタイトルで、自身の成長に寄与した親の姿勢に感謝の気持ちを伝えました。
懇談会の温かな雰囲気
表彰式の後には寺澤会長が司会を務め、受賞者と参加者との懇談会が開催されました。受賞者たちは、自らの執筆の裏話や執筆後に感じた変化を共有し、親への思いを直に語ります。そして、上坊副知事や梶谷代表幹事も自身の経験を交えた激励の言葉を送り、場の雰囲気をより和やかにもしていました。
ダイバーシティ担当の狩野副理事からは、「辛い経験をした人の力になれる」というメッセージが送られ、同じような経験を持つ人々に寄り添う重要性が強調されました。この言葉は、参加者全員の心に響き、さらなる勇気となったことでしょう。
未来への期待
最後に、岡山大学が地域の中核として果たす役割について、また今後のダイバーシティへの取り組みへの期待感が表明されました。この表彰式は、若い世代が持つ感謝の心や親への理解を深めるだけでなく、コミュニティ全体に広がる素晴らしい流れを生み出すきっかけになることが期待されています。
岡山大学と地域の努力によって、新たな絆が生まれることを期待しつつ、今後も彼らの取り組みに注目していきたいです。