京都発アニメ「地下鉄に乗るっ」、アヌシー国際アニメ映画祭に出展決定！

京都発アニメ「地下鉄に乗るっ」、アヌシー国際アニメ映画祭2025に出展決定！

2017年に公開された短編アニメ「地下鉄に乗るっ」が、フランス・アヌシーで開催される世界最大級のアニメーション映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭2025」において、特別企画として上映・展示されることが決まりました。この名誉ある選出は、京都市交通局のプロジェクトに基づいて制作されたインディーアニメが、国際的な舞台で紹介される大きな機会と言えるでしょう。

アニメの概要

「地下鉄に乗るっ」は、京都市営地下鉄・市バスの利用促進を目的としたキャラクターによるPRコンテンツです。キャラクターたち「太秦萌」、「松賀咲」、「小野ミサ」などが登場し、地下鉄と市バスの魅力を発信しています。公式サイトでは、これらのキャラクターや最新情報が更新されています。

アヌシー国際アニメーション映画祭2025について

「アヌシー国際アニメーション映画祭」は、毎年フランスのアヌシー市で開催され、世界中から集まるアニメーション作品の祭典です。2025年の映画祭でも、様々なインディーアニメが特集され、日本のアニメクリエイターの作品を国際的なプロデューサーや関係者に紹介する場となります。

本年の映画祭は2025年6月10日から13日まで、フランスのImperial Palaceで開催され、「地下鉄に乗るっ」が展示されるブースは、多数のインディーアニメ作品の中から選ばれる栄誉を得ました。この展示は、モニターによる作品上映とパネル展示を通じて行われ、世界各国から集まるアニメ関係者とのビジネスマッチングの場ともなる予定です。

制作の背景

「地下鉄に乗るっ」の制作は、2016年に行われたクラウドファンディングによるもので、1000万円を超える支援を受けて実現しました。制作を担当したのは、アニメ制作会社・魚雷映蔵です。会社設立は2012年で、京都を拠点としてスタートし、現在は東京に本社を移し、墨田区と秋葉原にオフィスを構えています。

魚雷映蔵は、CMやミュージックビデオなどの短編映像制作に特化した企業で、2014年からさまざまな「地下鉄に乗るっ」の関連コンテンツを展開しています。また、2023年には創業10周年を迎え、その活動が注目されています。

今後の展望

「地下鉄に乗るっ」が国際的な舞台で取り上げられることで、さらに多くの視聴者にその魅力が広まり、京都の交通機関の利用促進にも寄与できると期待されています。世界中のアニメファンや関係者に向けて、日本のインディーアニメの素晴らしさを伝える絶好の機会となることでしょう。

映画祭が行われるウェブサイトや「地下鉄に乗るっ」の公式サイトには、さらなる情報が掲載されていますので、興味のある方はぜひチェックしてください。今後の展開から目が離せない作品です！