伊豆半島でのフィールドワーク
2025-01-17 15:35:17

伊豆半島で学ぶ立体的な火山地質と防災意識を育むフィールドワーク

伊豆半島で学ぶ立体的な火山地質と防災意識を育むフィールドワーク



2024年12月7日、静岡県伊東市にて、基礎地盤コンサルタンツ株式会社が主催するフィールドワークが開催されました。このイベントでは、NHKの人気番組『ブラタモリ』の案内人小山真人名誉教授を招き、ジオパーク伊豆半島の地形及びその成り立ちを学ぶ機会が提供されました。

若手社員や大学生合計20名が参加し、テーマは「そこが知りたい!地形・地質と火山防災−歩いて巡る伊豆半島のジオサイトと火山防災−」。参加者たちは火山活動により形成された地層や地質構造について観察し、ついには自身の防災意識を高める内容となりました。その中で、自然災害のリスクや環境保全についても触れ、知識を深めていきました。

企画の背景:社会貢献と地質教育の重要性


基礎地盤コンサルタンツは長年にわたり、東海道新幹線の地質調査や東日本大震災後の防災対策に尽力してきました。近年、地形や地質への関心が希薄になってきていると感じる中で、インフラや防災といった人々の生活との関わりを重視し、地質教育の重要性を再認識させるためにこの企画が立ち上がりました。

- 1回目の開催が2024年4月に利根川を題材に実施され、今回で2回目です。

フィールドワークの内容と当日の行程


参加者はジオテラス伊東で伊豆半島の地理や形成過程について学んだ後、城ヶ崎海岸や大室山を巡りました。海岸での地形を観察することで、火山活動と海洋の関わりを理解し、特に大室山の近くではその侵食状況についても考察しました。このように、学びと共に楽しむことができるプログラムが組まれました。

参加者の感想


参加者からは、小山教授の講義を通じて普段と違った視点で地形を見直すきっかけになったとの声や、地質の知識が防災や土木工学にどのように活用されているかを実感したという報告が寄せられました。何気ない景色が、学びの後には新たな意味を持つことに気づいた参加者も多かったようです。

今後の展望


基礎地盤コンサルタンツでは今後もジオツーリズムを通じて地域環境に対する意識を高め、次世代への知識の橋渡しを行っていきます。また、若者が土木業界や防災に関心を持つきっかけとなる取り組みを計画しており、多くの学生にこのプロジェクトに参加してもらいたいと考えています。

企業情報


基礎地盤コンサルタンツ株式会社は、1953年に設立され、東京都江東区を本社に構えています。土木・建設業界において、地盤調査やコンサルティングサービスを展開し、地域社会に貢献しています。今後もこのような教育プログラムを通じて、より多くの人々に土木の重要性を感じてもらうことを目指します。


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