高齢者のためのデジタル活用支援推進事業が始動
アルティウスリンク株式会社が、総務省の令和6年度補正予算に基づく「デジタル活用支援推進事業」の実施団体に選ばれました。この事業は、高齢者などのデジタル活用に対する不安を取り除くことを目的とし、スマートフォンを利用したオンライン行政手続きに関する助言や相談が行われる講習会の開催を目指しています。
事業の背景と目的
デジタルデバイド、すなわちインターネットやスマートフォンを使える人と使えない人との間の情報格差が、現代社会では深刻な問題となっています。特に高齢者にとっては、新しいテクノロジーに対する不安があり、これが結果的に社会参加や生活の質を低下させる要因となっているのです。
この問題を解決するために、アルティウスリンクはこれまで複数の自治体と連携し、スマートフォン活用に関する講座を運営してきました。今回の事業では、北海道白老町と北海道増毛町と共に、「スマホ教室」と呼ばれる一連の講座を実施し、高齢者でも安心してデジタル技術を活用できるようサポートを行います。
スマホ教室の内容
スマホ教室では、以下のような内容で講座が進められます:
基本講座
- - スマートフォンの電源の入れ方、ボタン操作
- - 電話やカメラの使い方
- - 新しいアプリのインストール方法
- - インターネットやメールの利用方法
- - 地図アプリやメッセージアプリの使い方
- - スマートフォンの安全な使用に関する基本ポイント
- - オンライン会議アプリの使ってみるセッション
応用講座
- - マイナポータルを利用した手続き
- - スマートフォンでのマイナンバーカード申請
- - 健康保険証としてのマイナンバーカードの利用
- - スマートフォンでの確定申告(e-Tax)の方法
- - オンライン診療の利用
- - 救急受診アプリ「Q助」を使って病気やけがの緊急度を判定
- - ハザードマップポータルサイトの活用
- - ウェルネスアプリを使った健康維持
- - デジタルリテラシーの強化など
このようにして、受講者がスマートフォンを持つことの意義を理解し、デジタル化を楽しむための基盤を作ります。
今後の展開
アルティウスリンクは、今後も全国の自治体と連携を深め、スムーズに地域社会でのデジタル活用を進めていく意向です。地域の皆様に向けて、講座の詳細は自治体の公共施設に掲示されるポスターやデジタル活用支援サイト内の「講習会」ページでお知らせします。
デジタル技術の普及は、社会のさまざまな分野において重要な変革をもたらします。高齢者をはじめとしたすべての人がデジタル技術の恩恵を受け、安心して生活できる社会の実現に向けて、アルティウスリンクは積極的に取り組んでまいります。
ぜひ、皆様の参加をお待ちしています。