AIストームとAurora Mobile、業務提携に向けた合意を発表
AIストーム株式会社(旧株式会社ジェクシード)は、米NASDAQ上場のAurora Mobile Limitedと、日本市場における業務提携を目指し、秘密保持契約(NDA)を締結しました。この覚書が結ばれたことにより、AIストームはAurora Mobileの日本法人との協業を進展させることが期待されています。
提携の概要
本提携は、AIストームの完全子会社である日本テレシステム(NTS)がAurora Mobileの主力プロダクトを導入するためのプロジェクトの発表を皮切りに、両社の市場展開を推進するものです。これにより、2025年度以降の成長を見据えたAI化を進める一方で、Aurora Mobileの顧客エンゲージメントソリューションを、日本市場で広げて行く計画です。
NTSは、コールセンター事業やEC関連BPO事業を手掛けており、その業務をAIによって革新することが目標です。この提携を通じて、AIストームは顧客対応事業を「人手不足に悩む側」から「変革を主導する側」へと転換させることを目指しています。
市場の背景
近年、国内の顧客対応の現場では労働人口の減少が深刻な問題となっており、オペレーターの確保が難しい状況に陥っています。このため、AIやシステムによるオペレーションの自動化が進む中、矢野経済研究所の予測によると、2025年度以降もコンタクトセンター市場は着実に成長すると見込まれています。AIストームはこの市場の変革をビジネスチャンスと捉え、NTSのAI化を進めることで、持続可能なビジネスモデルを確立しようとしています。
Aurora Mobileの特色
Aurora Mobileは、2011年に設立された企業で、メッセージング技術とAIエージェント技術を駆使して成長を続けてきました。2018年には米NASDAQに上場し、2025年度には初の通期黒字を見込んでいます。同社は、主力製品である「EngageLab」を活用し、顧客のエンゲージメントを支援しています。
さらに、AIエージェント基盤「GPTBots」では、最新のAI技術が活用されており、OpenAIやGoogleの技術を利用したプラットフォームとなっています。これにより、業界でも注目を浴びる急成長企業といえるでしょう。
今後の展望
AIストームとAurora Mobileの提携は、NTSだけでなく、日本全体の市場にも広がる可能性を秘めています。データブリッジ市場調査によると、クラウド型コンタクトセンター市場は年平均26.1%で成長すると予測され、2030年には1,120億米ドルに達するという見通しがあります。
この成長市場に対応するため、AIストームはNTSのAI化を推進し、その後、同様の課題を抱える日本企業への展開を視野に入れていく考えです。
明るい未来を見据えながら、両社は業務提携を通じて新たなビジネスモデルを構築し、時価総額500億円を目指して加速を続けることでしょう。これからの展開に注目です。