アスコット、日本で全21プロパティがGSTC認証を取得
シンガポールに本社を有し、世界中で1,000軒以上のプロパティを展開しているホスピタリティグループ、アスコットが、日本国内での全21プロパティにおいて、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)認証を取得しました。この成果は、同社がサステナブルな宿泊体験を提供するための指針である「Ascott CARES」に基づくもので、日本のホスピタリティ業界において新たな規範を示すものと言えるでしょう。
GSTC認証とは
GSTCは持続可能な観光と旅行のための国際基準を設定しており、アスコットの全プロパティが今回の認証を達成したことは、特に注目されるべき成果です。認証の獲得は、アスコットが地域社会と環境に配慮した責任ある運営を推進している証でもあり、その努力が国際的にも高く評価されています。
昨年は5つのプロパティで先行して認証を取得しており、今年は全施設がその標準に達成したことで、日本の持続可能な宿泊業における新たな成功例となりました。この認証について、GSTCのCEOであるランディ・ダーバンド氏は、「アスコットが全施設でGSTC認証を取得したことを祝福します。これは持続可能性管理の信頼に足る取組みを示す重要なステップです」とコメントしています。
Ascott CARESの理念
アスコットジャパンは「Ascott CARES」を基盤とし、地域社会、アライアンス、リスペクト、環境、サプライチェーンという5つの分野での責任ある取り組みを実施しています。例えば、廃棄物の削減やエネルギー効率の向上、地域コミュニティとの協力、アクセシビリティの推進などを通じて、年間を通じた多様なサステナビリティ活動を展開しています。このような取り組みが、グローバル基準での高評価に繋がりました。
アスコットジャパンの代表取締役社長、クリスチャン・ボーダー氏は、「全プロパティでの認証取得は大変誇りに思っています。この成果は、全スタッフの献身的な努力の賜物です。我々にとって、これは新たなスタートであり、より持続可能な未来を目指して、観光の未来を創造していく決意を新たにする機会でもあります」と述べています。
アスコットサステナブル月間
毎年11月は「アスコットサステナブル月間」として、従業員や宿泊客、地域の方々と共に持続可能な取り組みを実施しています。今年は各プロパティでアップサイクル素材を用いた「サステナブルクリスマスツリー」を作成しました。このような活動を通じて、持続可能性への認識を深め、地域と共に成長していく姿勢を貫いています。
さらに、シタディーンブランドでは、ネパールにおける植樹活動を行っているBIKAS COFFEEと協力して、「Coffee for the Future Stay」をスタートしました。宿泊1泊につき1,000円が植樹プロジェクトに充てられ、その結果、宿泊者が体感する価値を循環型としていく予定です。収穫されたコーヒー豆は約3年後、シタディーンのホテル内にて提供されることとなっています。
未来への Vision
アスコットジャパンは、GSTC認証の取得を新たな出発点として、持続可能なホテル運営の強化を図り、ホスピタリティ業界をリードしていく意向です。これにより、ゲストや地域社会、そして地球全体に貢献できるよう、より一層の情報発信や取り組みを進めていく所存です。
最後に、アスコットのサステナビリティへの取り組みについての詳細は、公式サイトで確認できます。 グローバルなホスピタリティのリーダーとして、アスコットの今後の展望に注目です。