地元企業と高校生の交流
2025-12-08 10:42:56

焼津中央高校で地元企業と高校生が織りなす職業体験イベント

焼津中央高校で地元企業と高校生が織りなす職業体験イベント



静岡県の焼津中央高等学校では、11月7日に高校2年生を対象とした貴重な職業体験イベントが開催されました。この取り組みは、大阪市の「ジンジブ」が主催し、志太三市の若者の地元就職を促進する「志太三市若者地元就職促進事業」の一環として実施されました。なんと、静岡県内の20の企業や団体が集結し、生徒たちが多様な職業を体験する機会を提供しました。

開催の背景と目的


地元企業との交流や説明会を通じて、学生が地元での就職の魅力を改めて認識することが目的とされています。特に、焼津市、藤枝市、島田市は、このプロジェクトを通じて地元の人材育成に力を入れています。静岡新聞社の地域ビジネス推進局が運営を担い、今後は他の高校でもこのような取り組みを広げていく予定です。

当日プログラムの流れ


当日は、まず体育館で30分の「自己理解セミナー」が行われました。このセミナーでは、生徒たちが自身の興味や強みを整理する時間が与えられました。その後、各教室に分かれて、魅力的な職業体験が行われました。生徒たちは、釘打ちやヘアカット、食品の試作など、さまざまな業界に触れながら、企業への理解を深めました。多くの生徒が積極的に質問を行い、自身の未来について考える姿が印象的でした。

参加企業の声


参加した企業の一つ、株式会社ニッセーの山下氏は、「地元の高校生に自社を知ってもらう良い機会となり、皆さんの将来について考える姿に刺激を受けた」とコメント。企業が持つ社会的役割ややりがいについて、生徒たちに感じてもらえたとする意義を強調しました。

生徒の体験談


参加した生徒の中には、「大学進学の先にある就職を考えたことがなかったが、思いもよらない職種を体験できて良かった」との声もあり、実体験を通じて新たな職業への理解が深まったことが伺えました。また、地元の良さを再認識した生徒も多く、今後の進路選択において地域に残る選択肢も前向きに考えられるようになったと感じられました。

教員の期待


静岡県立焼津中央高校の佐々木裕己先生は、生徒の生き生きとした表情を見られてとても嬉しかったと語り、「若い世代に地域愛を育む良い機会となった」との期待を表明しました。このような職業体験が生徒にとって将来の職業選択に強く影響を与えると考えられています。

今後の展開


今回の取り組みは、今後の高校生たちのための大きなキャリア教育の足がかりとされており、2026年には志太三市合同の「高校生のための職業・学校体験フェス」も計画されています。これにより、より多くの高校生が地元での就職を具体的にイメージできる機会が増えていくことでしょう。

このように、地元企業と高校生の接点を増やす取り組みは、地元の雇用を促進し、未来の人材を育成する上で非常に重要であると言えるでしょう。


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