美と健康の新たなアプローチ
元ミス日本であり、現在は一般社団法人ミス日本協会の理事を務める新井寿枝氏が、彼女の初の著書『美しい人はこれを食べない』を出版し、紀伊國屋書店グランフロント大阪店の週間書籍ランキングで1位に輝きました。この本は、美と健康の新しい考え方、「引き算の食べ方」を提案しています。本書の特色は、単なる食事法に留まらず、心と体の健康を整えるためのライフスタイルをも示唆しているところです。
著者自身が、20代で糖尿病を発症した自身の経験を元にしています。美しさを追求し、過度なダイエットを行う中で、無理な食生活が悪影響を及ぼすことを学びました。その結果、30代に入り、和食中心の生活に戻り、健康を取り戻すことに成功。この経験を通じて、彼女は「体と心に不要なものを入れない」ことが重要だというメッセージを広めています。
 どのように美しさを引き出すのか
本書は「美しさの原点は心と体の声を聞く」というテーマが中心です。美を追求するあまり厳しい健康法に依存してしまう現代において、心と体を整える方法を模索しています。著者は、添加物や過度なカロリー制限を避けることで、自然な美しさと健康を取り戻す方法を詳述しています。
また、それぞれの章では具体的な健康度チェックや、添加物のリスク、腸活に関するノウハウなどが紹介されています。いわゆる「引き算の美学」によって、必要のないものを排除し、シンプルで効果的な生活習慣を取り入れることで、自然体の美しさを実現することが可能です。
 糖質制限の危険性と新たな選択肢
著者は、特に過度な糖質制限が女性に与える影響についても触れています。不必要な制限をかけることで、ストレスを感じ、かえって心身に負担をかけることを警鐘しています。代わりに、腸内環境を整える発酵食品やミネラルを豊富に含む日本食の重要性を説き、実践的な食材やレシピを紹介しています。
 書籍の特徴
この書籍は、「整える生き方」を提案する一冊としてだけでなく、読者に寄り添った優しい語り口で、実践的なアドバイスを提供します。例えば、塩の質を変えるだけで代謝の改善が見込めたり、日常生活に簡単に取り入れられる腸活習慣が紹介されており、どれも実行可能な内容です。
特に、著者が推奨する「よく噛むこと」は、腸の健康を保ちながら、満腹感を得る助けにもなります。また、添加物についての理解を深め、必要なものと不必要なものを見極めることで、食生活を豊かにする提案にも興味をひかれます。
 結論
『美しい人はこれを食べない』は、ただの食事法の指南書ではなく、より良い生き方を考えるための指針として、多くの読者に影響を与えることでしょう。紀伊國屋書店で1位を獲得したことも納得のこの本は、健康的で美しいライフスタイルを望むすべての人にお勧めです。今後も著者のメディア出演やイベント企画に注目していきたいところです。これからの自分を変えるきっかけとなる一冊に出会えるかもしれません。
 
 
