感情労働の実態
2026-03-17 14:00:33

デジタル時代の職場環境における感情労働の現状とは?

デジタル時代の職場環境における感情労働の現状とは?



2026年3月17日、株式会社電通総研が発表した「電通総研コンパス vol.16 デジタルコミュニケーションと感情労働に関する意識調査」から、現代の職場での感情労働の実態が浮き彫りになりました。この調査は、デジタルツールを用いたコミュニケーションの普及に伴い、職場での感情労働がどのように変化しているのか、またそれが労働者に与える影響について考察しています。

調査の背景と目的



「デジタルコミュニケーション」については、メールやSNS、チャットツール、オンライン会議など多様な形態があります。これらのツールを利用する中で、仕事上のやり取りにおいて本音とは異なる感情を演出する「感情労働」が増加し、それに伴う精神的な負担への関心が高まっています。

本調査は、労働者の意識を通じて現状と課題を分析し、感情労働の負担を軽減するための手がかりを探ることを目的としています。調査結果により、感情労働が職場環境に及ぼす影響が明らかになるでしょう。

調査結果のポイント



1. 感情労働の実態
調査結果によると、職場で感情労働を実施している人は72.4%にのぼり、社内でのデジタルコミュニケーションにおいても67.3%が装った感情を用いて意見を述べていることが示されました。特に、会議や個人面談においても多数が感情労働を行っていることが確認されています。

2. 情緒的疲労の影響
調査では、68.3%の労働者が「情緒的疲労が減れば、自分はより働きやすくなる」と答えており、仕事のしやすさが情緒的疲労に大きく依存していることが判明しました。

3. 改善への期待
労働者が熱望する改善点として、収入増、情緒的疲労の軽減、残業時間の削減の順に期待が寄せられています。特に情緒的疲労の軽減が長時間労働と同じくらい重要視されていることは驚くべき結果です。

4. デジタルツールの影響
デジタルツールの導入についても、63.2%が「心理的負担が減った」と感じていることが示され、これらのテクノロジーが働き方にプラスの影響を与えている可能性が見えてきました。

5. 新たなデジタルツールへの期待
労働者は新しいデジタルツールに対して、61.6%が「職場の情緒的疲労を減らす」との期待を寄せており、これは生産性の向上よりも優先されている点が興味深いです。

結論



調査の結果から、現代の職場における感情労働は特定の業種にとどまらず、広範に広がっていることが確認されました。特にデジタルコミュニケーションにおける感情労働も顕著で、今後の職場環境においてこの現象への適切な対処が求められます。

加えて、デジタルツールの導入により感情労働の軽減が期待されることから、新たに開発されるテクノロジーには心理的な負担軽減を視野に入れた機能が求められています。働き方改革の一環として、職場の環境改善にはこのような新しい視点が重要になるでしょう。

詳しい調査内容は、電通総研のウェブサイトにて公開されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。


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