冨士ダイスの新展開
2025-01-22 17:16:49

冨士ダイス、インド工作機械展「IMTEX 2025」への初出展で新たな市場開拓を目指す

冨士ダイス、インド工作機械展「IMTEX 2025」へ初出展



日本国内でトップシェアを誇る冨士ダイス株式会社が、2025年1月23日から29日までインド・ベンガルールで開催される「IMTEX 2025(インド工作機械展)」に初めて出展します。この展示会は、インド最大規模の工作機械や工具関連の国際金属成形技術展示会で、世界中から多くの企業や専門家が集まる場となります。

企業の背景と出展の狙い



冨士ダイスは、2012年にインド・ハリヤーナー州に連結子会社を設立しましたが、現在は休眠中です。しかし、日本からの輸出は増加しており、2026年度中にはインドにおける営業再開を目指しています。そのため、市場調査の強化や知名度の向上、さらには潜在需要の獲得を目的に、今回の出展を決めました。

展示ブース【1B_A109】では、以下の製品が紹介予定です。業界のトレンドを把握し、要注目の製品群です。

展示予定の製品


1. ナノ微粒超硬合金【フジロイ FS06】
- 硬さHRA95.0と抗折力4000MPaの両立を実現。
- シャープエッジが必要な工具に最適なナノ微粒組織。
- ニアネット形状への対応も可能。

2. モーターコア金型向け超硬合金【フジロイ VG48】
- 従来の超硬合金に比べて、硬さと靭性のバランスを高レベルで実現。
- 合金組織の最適化により、金型使用時の摩耗を低減し、ASTM摩耗量を約9%改善(当社比)。

3. 電池関連金型・工具
- 超硬合金だけでなく、用途に応じた最適な材料を提案。
- 電池の金属ケースを製作する金型や、原料となる粉末を製造する金型・工具を展開。

4. 光学素子成形用金型
- 鏡面性を追求したバインダレス超硬合金やサーメット系合金を使用。
- 超精密加工専門部署で生産した「超」精密金型を提供。

5. 高機能材料
- ファインセラミックスからの高純度原料粉末を用いた高度な技術による製造。
- 銅タングステン合金CE08やアルミ鋳造用金型材料FHRなど、幅広い用途に対応。

最後に



冨士ダイス株式会社は、創業から75年の歴史を持ち、超硬合金製工具や金型のメーカーとして様々な業界に貢献しています。国内外における生産拠点の強化や、直販体制を保ちながら、お客様のニーズに応じたサービスを提供し続けています。今回の「IMTEX 2025」における出展が、再びインド市場に進出する第一歩となることを期待しています。

詳しい製品情報やお問合せは、公式ウェブサイトをご覧ください。


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