新たな電子レンジ用包材
2025-10-23 12:27:41

日本女子大学とカナオカが共同で新たな電子レンジ用包材の研究に着手

日本女子大学とカナオカの新たな研究プロジェクト



日本女子大学の食科学部食品学・食品包装学研究室と、株式会社カナオカホールディングスが手を組み、最新の電子レンジ用食品包装の開発に向けた共同研究を開始しました。このプロジェクトは、現代の中食や即食・簡便調理食品の需要拡大に応える形で、電子レンジでの加熱に対応した包装技術を進化させることを目的としています。

研究の背景と目的


近年、速やかに調理できる食品の需要が高まっており、特に電子レンジを利用した調理法が人気を集めています。それに伴い、安全で機能性の高い食品包装材が求められるようになりました。この研究プロジェクトは、すぐにでも実用化できる安全性と利便性を持つ食品包装の実現を目指しています。

共同研究の取り組み


日本女子大学は、食品包装学において国内最初の4年制大学として知られており、専門的な知見を持っています。一方、カナオカは、豊富な経験と技術力をもとに食品向けの包装材を手がける専門メーカーです。

この二つの強みを生かし、技術開発を進めることで、迅速に研究成果を製品化し、学会などでの発表も計画しています。カナオカの金岡良延社長は、今回の共同研究について「新たな包装技術の開発は、社会のニーズに応えるだけでなく、より便利な生活を実現するために重要です」と語っています。

北澤准教授からのコメント


このプロジェクトに対して、食品学・食品包装学研究室の北澤裕明准教授は、「このテーマは社会実装に近いものであり、研究成果が社会に貢献できることを期待しています。私たちの研究室の評価を高め、より便利で豊かな社会を構築するために役立つことができれば幸いです」とコメントしています。

食品包装学研究室の概要


北澤准教授が主宰する研究室には、食品の品質を保つための包装設計と、壊れやすい食品を守る包装方法の開発という二つの主なテーマがあります。このような研究を通じて、より良い食品包装の実現を目指しています。

カナオカの紹介


カナオカは、1951年に創業し、プラスチックフィルムを使用した食品向けの軟包装材を企画、製造、販売しています。国内の大手食品メーカーやコンビニとの取引を通じて、多様な製品ラインを展開し、年商は400億円を超え、従業員数は1200名を超える規模です。

日本女子大学の成り立ち


日本女子大学は、1868年に設立された、日本初の組織的な女子高等教育機関で、2021年に120周年を迎えました。私立女子大学として唯一の理学部を持ち、文系・理系を融合させた教育方針を採用しています。また、近年は食科学部や新たな学部の設置により、教育の幅を広げています。

この共同研究を通じて、社会の食品包装に新たな風を送ることが期待されます。今後の展開に注目していきましょう。


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