薬機法と景表法の違反広告実態、定期調査結果を報告
株式会社REGAL CORE(東京都渋谷区)が行った定期調査の結果、薬機法や景表法に違反の恐れがある広告表現が引き続き確認されました。この調査は2025年4月から5月の間に実施され、複数のWEBメディアに掲載された記事LP(ランディングページ)に焦点を当てています。今回はその詳細をお届けします。
調査の背景
この調査は、ユーザーを守る観点から法令違反の表現を評価し、薬機法や景表法に抵触する広告を監視する目的で行われています。特に健康食品や化粧品、医薬品に関する広告表現が、消費者に誤解を与えるものとして問題視されています。
調査結果の概要
調査の結果、以下のような具体的な表現が問題視されました:
- - 医薬品的効能効果表現:健康食品が「女性ホルモンの働きを活かす」、「胸に張りが出る」「飲むだけで痩せる」といった表現で、医薬品のような効果を謳うもの。
- - 過度な痩身表現:2週間で13.1kgの減量を可能とするなど、科学的根拠に乏しい誇大広告。
- - 機能性食品の誤認:機能性表示食品が、実際には謳えない機能を訴求し、消費者に誤解を与える表現。
- - 化粧品の過剰な効能:洗顔料が「毒素を排出する」、「完全消去する」といった、医薬品等適正広告基準に違反する表現。
これらの表現は、特に消費者に対する誤解を招くものであり、十分な注意が必要です。
具体的表現例
以下に、一部の指摘された具体的な広告表現を紹介します。
1.
健康食品:
- 「脂肪便を排出する」
- 「飲むだけで嫌な臭いを根こそぎ排除」
- 「痩せ体質になれる」
2.
機能性表示食品:
- 「眼鏡が不要になる」
- 「体質改善がリバウンドしない」
3.
化粧品:
- 「シミが消える」
- 「肌が再生される」
- 「永久脱毛級の効果」
今後の方針
これらの調査結果は、既に修正を行った事業者もいることから、広告表現の見直しが進んでいることが伺えます。引き続き、REGAL COREでは調査手法を改善しながら、定期的に広告表現の監視を続けて行く予定です。このような活動が、ユーザーの権利保護につながることを期待しています。
会社情報
この調査結果を通じて、法令遵守が企業活動においていかに重要であるかをしっかりと認識し、消費者と広告主の双方が信頼できる環境を作るために今後とも取り組んでいく必要があります。