新作ミュージカル『100年時代』のご紹介
合同会社Art&Artsが手掛ける新作ミュージカル『100年時代』が、2025年6月20日から音楽サロンScale(東京都板橋区)で上演されます。この作品は、著者であり演出家の山崎聡一郎による脚本で、医療の進歩によって「老化を止める技術」が現実となった世界で、「幸せな長寿に向けた人生選択とは何か?」というテーマを探求します。
『100年時代』の舞台背景
厚生労働省による調査では、2007年に生まれた子どもの半数が107歳以上生きる可能性があるとされています。日本は近年、健康寿命が世界一の長寿国となり、全ての国民が自らの活躍の場を持てる社会の実現が求められています。しかし、長寿がもたらすリスクもまた無視できません。多数の選択肢の中で、どの選択が本当に幸せな人生に繋がるのか、この作品が観客に問いかけます。
物語のあらすじ
物語の中心にいるのは、老化を止めた97歳の女性・友香理です。彼女は、死が迫る中、ある写真館を訪れます。この場所は「老いを記録する」ための特別な写真館なのです。友香理は、老化を止めない選択をしたカメラマンの紫苑、そして老いゆく祖母の介護を経て、老化を止める決意を固めたアシスタントの華蓮との交流を通じて、自らの人生を再定義しようと奮闘します。この舞台を通じて、人生100年時代における「選択」の意味を深く考えさせられることでしょう。
公演情報
本公演は、以下のスケジュールで開催されます。
- 20日(金) 19:30
- 21日(土) 14:30 / 18:30
- 22日(日) 13:30 / 17:30
- 11日(金) 19:30
- 12日(土) 14:30 / 18:30
- 13日(日) 13:30 / 17:30
会場は音楽サロンScale(東京都板橋区舟渡1-15-17)で、JR埼京線「浮間舟渡駅」より徒歩4分の好立地です。
出演者は、渡辺七海、小西のりゆき、小鹿原睦実、大塚瑞季、丹宗立峰、黒川桃花の六名で、ピアニストには石川花蓮、中村十萌子、井村玲美が名を連ねます。
前日譚を覗けるダイジェスト映像
作品の雰囲気を掴むために、2025年2月に行われたメイキング公演のダイジェスト映像がYouTubeで公開されています。視聴者は、作品の成り立ちや雰囲気を感じ取ることができることでしょう。こちらからご覧いただけます:
ダイジェスト映像
劇中歌の魅力
作品には、登場人物たちが自身の人生を「川中の岩」に例え、その選択を振り返る劇中歌「川中の岩」があります。この楽曲は、3人の人物の葛藤を描き、美しいハーモニーを奏でるナンバーです。音楽を通じて、観客は人生の選択の尊さを再認識させられることでしょう。歌唱動画はぜひこちらでご覧ください:
劇中歌歌唱動画
まとめ
新作ミュージカル『100年時代』では、老化を止める選択が身近なものとなった未来の中で、人生の選択がもたらす影響を探求していきます。現代の社会課題を反映した作品として、私たちの生きる意味を深く考えさせる内容となることでしょう。心よりお待ちしております。