デジタルハーツ、シンガポールのBeware of Bytes!との業務提携を発表
株式会社デジタルハーツホールディングスが、シンガポールに本社を置く「Beware of Bytes!」との間で戦略的な業務提携を開始したことが発表されました。この提携により、デジタルハーツはQA(クオリティアシュアランス)、つまり品質保証と融合した高品質かつ低コストのポーティングサービスやリマスターサービスを展開することを目指しています。
デジタルハーツグループは、「SAVE the DIGITAL WORLD」という企業ミッションを掲げ、ゲームの不具合を見つけ出すデバッグサービスをはじめ、様々なゲーム関連サービスをワンストップで提供することに力を入れています。最近では、AI技術の導入も積極的に行っており、翻訳サービスやAIストラテジックアドバイザーの起用など、新しい技術を取り入れることでさらに競争力を高めています。
「Beware of Bytes!」は、シンガポールで設立されたゲームテクノロジーのサービスプロバイダーであり、GENERAL ARCADE社とLUNATE社の合弁事業です。彼らはPC、コンソール、モバイル向けのポーティングやIPリマスター、共同開発を主な事業として展開しており、グローバルな市場で広範な実績と技術信頼性を誇っています。特に、彼らが設立した「BoB」と呼ばれるユニットは、専門的な技術者やAIのエキスパートが集まり、ソース解析を基にしたプログラム全体の最適化技術を提供することで注目を集めています。
本業務提携の大きな利点は、両社の顧客基盤の拡大に加え、欧米市場へのアクセスが容易になることです。これにより、既存サービスのさらなる拡充が見込まれ、特にリマスターサービスにおいては往年の名作を最新の技術で復活させる機会が増えるでしょう。デジタルハーツは、「BoB」と連携し、世界のゲーム市場に日本の名作を再び届けることを目指しています。
今後、デジタルハーツグループは、従来のデバッグサービスに加えて、リマスターやポーティングサービスなど、精鋭ユニットである「BoB」が手掛ける高品質な商材を提供することができるようになります。また、AI技術を活用した次世代デバッグサービスへの取り組みも進めており、これまで蓄積してきた豊富なデバッグ実績とノウハウを活かすことで、業界全体に新しい価値を提供できる体制を整える方針です。
デジタルハーツは、両社との提携を通して、ゲーム・エンターテインメント業界のさらなる成長に寄与することを目指し、持続的な企業価値の向上に努めていきます。新たなサービスの展開により、顧客にとってより魅力的な体験を提供できることに期待が寄せられています。
興味がある方は、デジタルハーツの公式サービスページや営業部にお問い合わせください。この提携がデジタルハーツと「BoB」にもたらす新たな可能性に、業界内外から注目が集まっています。