No IDとSabaの新作
2025-03-19 12:57:12

グラミー受賞プロデューサーNo IDとラッパーSabaの新作アルバムに迫る

No IDとSabaによる新たなアルバムの誕生



2023年東京、ヒップホップ界に新たな話題が舞い込んできました。アメリカのシカゴ出身のラッパーSabaと、グラミー賞受賞プロデューサーNo IDが初のジョイントアルバム『From The Private Collection of Saba and No ID』をリリースしたのです。このアルバムは、サバが所属するピボット・ギャングのリーダーでもある彼が、長い時間をかけて完成させたものです。

この新作アルバムは、メディアからも高く評価されており、ComplexやVulture、HipHopDXなどからは早くも絶賛の声が上がっています。また、2025年の音楽シーンで最も期待される作品の一つとして、ヒップホップファンの注目を集めています。

ジョイントアルバム制作の背景



プロジェクトの始まりはミックステープの予定でしたが、サバとNo IDは、そのアイデアを発展させ、最終的には15曲入りのアルバムに仕上げました。この作品は、世代を超えたラップファンが共感できるものとして、多彩な楽曲が収められています。制作過程は決してスムーズではなく、数度の試行錯誤を重ねる中で、サバは叔父を亡くしたことにより、改めて自身の思いや音楽に向き合うことを余儀なくされました。

サバは「彼こそが僕をヒップホップの世界に引き込んでくれた人だ」と語り、関係性の重要性を強調します。これにより、彼は今一度やり直し、さらなる深みのある作品を目指しました。

アルバムの構成と特徴



アルバムの冒頭を飾る「Every Painting Has A Price」は、陽気なオープニングで聴く人を引き込みます。続く「Breakdown」や「Woes Of The World」では、時代の変遷や個々の感情が描かれ、まるで時間の流れを感じさせる仕掛けとなっています。特に、インタールード「Reciprocity」のヒプノティックなビートは、彼らの才能を強く印象づけます。

No IDが作り出したビートは、サバとの相性も抜群で、楽曲ごとに異なるテーマが描かれています。引き続き「BIG PICTURE」では、サバの展開する写真のモチーフと見事にユニゾンし、自然主義的でノスタルジックなリリックが心に残る作品となっています。

それぞれの活動と共鳴



このプロジェクトを制作する一方で、サバとNo IDはそれぞれのキャリアでも注目すべき成果を挙げています。サバは2024年初頭に他アーティストとのコラボレーションを果たし、またNo IDはビヨンセのアルバム『COWBOY CARTER』に貢献し、その名声をさらに高めています。特に、ベテランプロデューサーとしての彼の存在は、音楽界で特筆すべきものです。

アルバムのリリース情報



新たなステージに立つSabaとNo IDのコラボレーションアルバム『From The Private Collection of Saba and No ID』は、すでに配信中です。彼らの才能が詰まったこの作品をぜひともお聴き逃しなく。アルバムは、ARTium Recordingsから配信されており、リンクはこちらです: 配信リンク

このアルバムは、ヒップホップの枠を超えた広がりを持つ作品です。サバとノー・アイディーの新たな音楽的探索を、皆さんも体験してみてはいかがでしょうか。


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