TMJとみんなの銀行が協力し新たな金融サービスを推進
株式会社TMJ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:丸山 英毅)が、株式会社ふくおかフィナンシャルグループ傘下の株式会社みんなの銀行(本社:福岡県福岡市、取締役頭取:永吉 健一)との間で、事業推進に関する協議を開始しました。この協議は、TMJが持つ金融業界における専門知識と、みんなの銀行が提供する最新のデジタルバンキングサービスを融合させることを目的としています。
事業推進の具体的な内容
今回の協議では、BaaS(Banking as a Service)を活用した支援サービスやシステム導入のための相互顧客紹介に焦点を当てています。具体的には、TMJの専門性を活かして、銀行関連のライセンス取得をサポートするコンサルティングの実施も検討されています。さらに、業務の効率化と顧客体験の向上を両立させたBPO(Business Process Outsourcing)サービスのデザインも視野に入れており、BaaSを通じた新たな金融サービスの提供を目指す企業への支援体制を強化していく方針です。
協議が始まった背景
みんなの銀行は、顧客が日々の生活で金融サービスを自然に利用できるように「みんなの『暮らし』に溶け込む」というサービスコンセプトを掲げています。この考えを元に、BaaS事業においてビジネスパートナーとの共創を進め、新たな消費体験と金融機能の統合を目指しています。一方で、TMJは金融業界における豊富な受託実績を持ち、特にBPO業務に関する高い専門性で知られています。また、2024年4月には「金融サービス仲介業」の資格を取得する予定で、これにより、さらなる金融事業支援の知見を養うことができます。
近年では、非金融企業がBaaSを利用して金融サービスへの参入を図る傾向が顕著になっています。この流れを受け、TMJとみんなの銀行は、自社の強みを活かして、企業支援に向けた協業に乗り出すことを決定しました。お互いのアセットとノウハウを活かすことで、より多様なサービスの提供を可能にする狙いです。
みんなの銀行とTMJの双方のプロフィール
みんなの銀行は、2021年5月に日本初のデジタルバンクとしてサービスを開始しました。すべての手続きがアプリで簡単に行えるこの銀行は、特にデジタルネイティブ世代をターゲットにしたユーザーインターフェースを特徴としており、利用者にとっての利便性を追求しています。「みんなに価値あるつながりを。」をミッションとし、新しい形の銀行業務を展開しています。
一方、
株式会社TMJは1992年に設立され、コールセンターやさまざまなビジネスプロセスのアウトソーシングサービスを提供しており、特に金融業界での実績が豊富です。2017年にはセコムグループの一員となり、さらに安全性の高いサービスを提供しています。顧客のビジネスの成功を支援するため、日々サービスの質向上に努めています。
このように、両社の強みを活かすことで、今後どのような新しい金融サービスが生まれるのか、業界全体から注目が集まっています。