MPSの社会実装に向けた取り組みセミナーのご紹介
2025年8月27日(水)、先端技術情報を提供する(株)シーエムシー・リサーチが主催するセミナー「MPSの社会実装に向けた取り組み」がZoomを通じて行われます。このセミナーでは、東海大学の木村啓志教授を講師に迎え、マイクロ流体デバイス技術に基づくMicrophysiological System(通称MPS)について詳しく学べる内容となっています。
セミナーの目的
近年、米国のFDAの近代化法2.0に影響を受け、創薬プロセスにおける新たなアプローチとしてMPS技術が脚光を浴びています。MPSを用いることで、生理的な組織構造や動的環境が模倣され、従来の細胞培養では実現できなかった多様な細胞アッセイ手法が可能になると期待されています。このセミナーでは、MPSに関連する様々なトピックとして、技術の概要や世の中の動向、実用化に向けた挑戦について解説し、参加者に新たな知識を提供します。
参加対象者
MPS技術に興味がある製薬、食品、化成品企業の研究者や、製造企業でMPSの導入や製品化を検討している方々、またアカデミアの研究者など、幅広い方々が対象です。セミナー参加を通じて、MPSを取り入れた新たなビジネスチャンスを見つけるきっかけになることでしょう。
セミナーの内容
セミナーでは以下のようなテーマが取り扱われます:
1.
マイクロ流体デバイス技術の基礎
- マイクロ流体デバイスの歴史
- 技術の概説
- 作製方法と細胞培養への応用
2.
MPSの研究事例
- 世界の研究トレンド
- 国内の研究活動
3.
MPSの実用化に向けた課題
- 企業の事例紹介
- 課題と展望
4.
具体的な研究例
- Kidney-on-a-chip
- Gut-on-a-chip
- 多臓器システム
5.
まとめ
- MPS技術導入のポイント
受講料および申し込み方法
受講は一般44,000円(税込)、メルマガ会員39,600円(税込)、アカデミック価格は26,400円(税込)で、資料も付属します。参加希望者は、シーエムシー・リサーチの公式サイトからお申し込みください。
講師のご紹介
木村啓志教授は、東海大学のマイクロ・ナノ研究開発センターの教授であり、特にMPSの実用化に向けた研究に注力しています。 東京大学で博士号を取得した後、様々な大学及び研究機関での経験を経て、MPS技術の発展に貢献しています。また、国際的な学会や産業界にも関わり、マイクロ流体システムの進化に寄与しています。
まとめ
MPSの社会実装に向けた取り組みセミナーは、今後の医療やバイオテクノロジーにおける重要な技術を学ぶ絶好の機会です。興味がある方は、ぜひこのセミナーに参加して、新たな知見を得てください。