BEENOSが示す2026年上半期の越境ECトレンド
BEENOS株式会社は、2026年の上半期における越境ECのトレンドを発表しました。このデータは、「Buyee」という海外向け購入サポートサービスを基にしたものです。主に購買データから見えてくるのは、国内企業がどのように海外ユーザーのニーズを把握していくかのヒントです。
ヒットランキングの概要
2026年上半期のヒットアイテムは、「おもちゃ・ホビー・グッズ」が堂々の1位を獲得しました。このカテゴリは昨年比で91.4%という驚異的な伸長率を記録しており、特に「ぬいぐるみ」の人気が高まっています。代表的なアイテムとしては「ベイブレード」が6倍以上の購買増を示しており、さらにはアクスタや缶バッジ、キーホルダーなどの「推し活小物」も急成長を見せています。
続いて2位には「トレーディングカード」がランクインしています。これは特に「ポケモンカード」と「K-POPカード」が人気で、この二つのカテゴリだけで全体の4割以上の市場を占めていると言われています。また「ワンピースカード」にも注目が集まり、伸長率は300%を超えています。その他のリアル系カードとしては、野球やサッカーの「スポーツカード」が73.4%の伸びを見せています。
さらに、3位には「ファッション」が選ばれました。このカテゴリは、以前は2025年のランキングでは4位でしたが、今回1ランクの上昇を果たしました。アパレル部門は特に「シャツ・ブラウス」や「Tシャツ・カットソー」が多くの購入件数を記録しています。また、「帽子・キャップ」など、サイズ選びに迷わない商品も40%以上の伸びを見せるなど様々な分野での需要の高さが伺えます。
エリア別トレンド
エリア別に見ると、おもちゃ・ホビーは北米や東アジア、ヨーロッパなど4つの地域で高い需要を誇ります。一方、「トレーディングカード」は中東以外の5つの地域でも高い人気を博しています。特に興味深いのは、中東地域では「アクセサリー・時計」が1位に輝いており、独自の特徴を見せています。
ユーザーの中心は、30代男性と20代女性ですが、特に東アジア地域では40代の女性も多く、他地域と比べて成熟した消費者層が購買を牽引しています。この傾向には、訪日旅行者が多い地域同士の関係性や経済的背景が影響を与えていると考えられます。
伸長率ランキングの動向
伸長率ランキングでは、前述の「おもちゃ・ホビー」が1位、「トレーディングカード」が2位と、両カテゴリが上位を占めています。これらは越境EC全体の成長を強化する重要な要素となっています。また、3位の「タレントグッズ」や4位の「DVD・ブルーレイ」も二桁成長を記録するなど、他分野での伸びも見逃せません。
エリア別の伸長率を考慮すると、各地域における需要の多様性が急速に進化していることが鮮明になっています。「おもちゃ・ホビー・グッズ」はあらゆるエリアで伸びを示しており、その中でも中南米では「ファッション」が初めて上位にランクインしました。アニメや日本独自のストリートファッションとの相乗効果が鍵となっており、日本の文化が世界中に影響を与えている状況です。
BEENOSは、日本の商品を国内外に届けるための越境ECの可能性を最大限に引き出し、引き続き新しい市場を開拓する努力を続けていきます。このデータは、越境ECを利用する企業にとっての羅針盤となることでしょう。各企業はこの情報をもとに、海外市場での戦略を練ることが求められています。