商船三井のLNG事業
2026-06-04 12:05:33

商船三井、米国初の洋上LNG液化設備に投資決定!

商船三井、米国初の洋上LNG液化設備に投資決定!



株式会社商船三井が、米国における初の洋上LNG液化設備プロジェクトに参画することを正式に発表しました。このプロジェクトはDelfin Midstream, Inc.と共に開発され、世界最大のFLNG(Floating Liquefied Natural Gas)事業として、年間440万トンものLNG液化能力を有しています。2023年に出資を決定した商船三井は、約3億ドル(総出資額の約23%)を投じ、この新たなプロジェクトに期待を寄せています。

このプロジェクトは既に主要な許認可を全て取得し、世界的なエネルギートレーディング会社と長期販売契約を締結しています。これにより、事業の実現性はさらに高まり、50億ドル規模の事業を実行へと移行する準備が整いました。そして、Samsung Heavy Industries Co., LtdとのFLNG建造契約の締結を受け、実質的な工事段階に入ります。

FLNGのメリットとその開発の背景



FLNGは、従来の陸上設備と比較して環境への影響を大幅に軽減できる点が大きな特長です。天然ガスを600分の1の体積に圧縮することで、効率的な輸送が実現します。FLNGが洋上に設置されることで、ローカルコミュニティへの影響も抑えられ、混雑した水路を回避することで入港の柔軟性も向上します。さらに悪天候時には、洋上での安全性を高めるためにシステムを切り離すことが可能です。

ガスは陸上のガス田からパイプラインを通じてFLNGに運ばれ、そこで液化されてLNG船に積込み、最終的に購入者へと運ばれます。商船三井はこれまでに得た経験を生かし、このLNGサプライチェーンの拡充を図ります。

全体事業モデルの進化



商船三井は、世界最大のLNG船隊を運航する中で培ったノウハウを活用し、FSRU(Floating Storage and Regasification Unit)や発電船といったプロジェクトにも展開してきました。このFLNGプロジェクトへの参画により、商船三井のLNG事業は、輸送や受入れだけでなく、生産の分野にも及ぶこととなります。これにより、バリューチェーン全体を網羅した事業モデルへの進化が可能となり、エネルギー供給の多様化と安定化に貢献することが期待されています。

未来に向けた取り組み



商船三井のグループは、このような新たな取り組みを通じて、業界のリーダーとしての地位を築きつつあります。将来的には、青い海から人々の日常を支え、より豊かな未来を開くため、全てのステークホルダーに新たな価値を提供することを目指していきます。持続可能な社会に向けた事業展開は、エネルギー供給への重要な一歩となることでしょう。

このプロジェクトが実現すれば、商船三井は日本の海運会社として初のFLNG事業の先駆者として位置付けられることになります。新たな地平を切り開く商船三井の活躍が期待されます。


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