家事代行プラットフォーム「タスカジ」の評価が高まる！CRMベストプラクティス賞奨励賞受賞の快挙

家事代行プラットフォーム「タスカジ」が受賞

株式会社タスカジが、一般社団法人CRM協議会が主催する「CRMベストプラクティス賞 2025」において奨励賞を受賞しました。本記事では、受賞の背景やタスカジの取り組みの詳細についてご紹介します。

顧客中心主義を支える取り組み

同賞は、企業や自治体が顧客中心主義を実践し、それによって高い関係性を築いている場合に与えられます。タスカジでは、CtoCモデルを採用し、依頼者と「タスカジさん」と呼ばれる家事提供者とが互いに利益を享受できる仕組みを確立し、その点が高く評価されました。

三方よしのCRMモデル

タスカジ独自の「三方よしのCRMモデル」は、依頼者とタスカジさん、さらには企業自体がいずれも満足できる関係を築くものです。家事代行サービスという非常にプライベートな領域において、依頼者とタスカジさんには強い信頼関係が必要です。その信頼を基に、安心して成長できる環境を作ることが、タスカジの最も重要な課題でした。

タスカジはこの課題に対し、人々が共に学び合い成長続けられるCRMエコシステムの構築に努めてきました。単にデータを管理するだけでなく、レビューや面談、評価、コミュニティを統合し、信頼と成長の循環を生み出す仕組みを作っています。

Salesforceを利用したデータ活用

このCRMシステムには、Salesforceを活用しており、依頼者とタスカジさんのデータを統合的に管理しています。これにより、依頼者とタスカジさんが共に成長できる環境を実現しています。

さらに、タスカジでは、定期的に行われる「タスカジゼミ」といった教育プログラムを通じて、タスカジさんが互いにスキルや経験を共有し合う機会を設けています。また、テーマごとに意見交換する「タスカジトーク」や、年に一度開催される「家事の未来EXPO」でのリアルな交流も大変好評です。

成果としての評価

これらの取り組みの結果、タスカジは依頼者から高評価を得るようになり、利用の継続率も向上しています。また、タスカジさんのスキルや意識の向上が見られ、「自分の仕事が他者の生活を支えている」という強い職業意識が醸成されています。

新しいCRMの形

タスカジのこれまでの努力は、顧客満足の向上だけでなく、家事代行者の自立と成長を促す仕組みを構築することに成功しています。これは、CtoCの信頼経済モデルにおける新しいCRMの形として注目されています。

タスカジ研究所の設立

タスカジは、さらに法人向けの共創事業として「タスカジ研究所」を設立しました。14万人以上の依頼者データと5,000人以上のタスカジさんから得た貴重な知見をもとに、家事における課題や行動をシステマティックに分析し、企業の商品開発やマーケティングに役立つインサイトを提供しています。

例えば、家庭内での実使用環境における課題発見や家事行動に関する分析を通じて、新たな市場機会を創出するプロジェクトを展開しています。タスカジのCRMがもたらす「家ナカの知見」は、企業が生活者をより深く理解し、未来の暮らしを描くための重要な基盤として機能しているのです。