子育て応援賃貸住宅fufurere
東京都中央区のandfujiizaki一級建築士事務所が手掛ける「子育て応援賃貸住宅fufurere(ふふれれ)」が、乳幼児期の親子を支える住環境の提供を目指しています。子育ての現実に寄り添いながら、より良い住まいのあり方を考えるこのプロジェクトについて、詳細をご紹介します。
なぜ乳幼児期の住環境が重要なのか?
子育ては、一瞬の出来事のように感じられるかもしれませんが、その実、非常に密度の高い日々を送ることになります。抱っこや授乳、寝かしつけや外出の際の準備など、親は常に細かな配慮や気遣いを必要とします。しかし、現在の多くの住まいは、乳幼児期に特化した設計にはなっておらず、そのために親は余裕を失い、孤立しやすくなるという現状があります。
「fufurere」は、これらの課題に対抗し、親が少しでも育児を楽しめるような住まいを提案します。これからの時代、育児はただの仕事ではなく、かけがえのない経験であるべきです。この住まいが、その貴重な体験を最大限に引き出すものでありたいという思いが込められています。
3つの視点からの設計
このプロジェクトでは、次の3つの視点に基づいて住環境の設計が進められています。
1.
安心・安全: 子どもが安心して遊べる空間を提供
2.
育児負担軽減: 毎日のルーティンを楽にする設計
3.
孤育ての防止: 共同体的な環境の創造
さらに、実体験をもとにした独自の「100項目のチェックリスト」が作られており、日常の小さなストレスを解消するための工夫や配慮が反映されています。
賃貸住宅としての特性
「子育て応援賃貸住宅」は、長く住み続けることを前提にせず、必要な時期に必要な機能を備えた住まいを提供します。そのため、賃貸という形が自然と生まれました。特別な設備や高コストではなく、間取りや音環境などの細かな設計工夫によって、実現可能な住宅としての魅力を持たせています。
住まいのタイプには、「木造長屋型」「RC集合住宅型」「リノベーション」があり、敷地や条件に応じた最適な提案がなされます。これにより、賃貸住宅の敷居が下がり、幅広い家庭で利用できる現実的な選択肢となることを目指しています。
共同体を意識した環境作り
「ふふれれ」は、同じ子育てフェーズにいる世帯が自然に集まる環境を育むことも狙っています。同じ課題を抱える親同士が交流し、支え合えることが孤立を防ぐ鍵となります。共用のコミュニティ空間を設け、自然に関係性を築ける場を提供します。
このように、設計者たちが考える「親子のウェルビーイング」は、日々の小さな安心から成り立っています。周囲に過剰な気を使わず、安心して暮らせる環境が、親の余裕を生み出し、じゃれている子どもとの関係を豊かにします。
親たちの声を反映した住宅設計へ
「子育て応援賃貸住宅」の設計過程においては、実際の子育て中の親たちからのフィードバックが重要視されています。「パパ・ママ座談会」が開催され、日常における課題を共有する場が設定されます。このような参加型の取り組みにより、リアルな育児の声が設計に反映され、より良い住問が創出されます。
未来の子育て支援の形
「Fufurere」の目指すところは、子育てが大変な時期にこそ、住まいがしっかりと支えになり、その結果として社会のスタンダードが変わることです。多くの家庭にとって、安心して育児に専念できる住まいが、当たり前になる未来を目指しています。子育ての時間が少しでも楽しく、穏やかなものになりますように。住まいの設計によって、そんな日常を実現していくことが、「子育て応援賃貸住宅fufurere」の使命です。
設計者のコメント
設計を手掛ける一級建築士の藤井千晶氏と井崎恵氏は、「子どもが生まれてからの6年間は、親にとって非常に大切な時間であり、その中で親子の笑顔が増えるような住まいを提供したい」と語ります。そんな思いから名付けられた「ふふれれ」には、家族の幸せを支えるという願いが込められています。
公式サイトで詳細情報や座談会のお申し込みを受け付けていますので、気になる方はぜひご覧ください。