八楽株式会社が新たな画像翻訳機能を発表
八楽株式会社が2026年3月28日にリリースした「画像翻訳機能(β版)」は、翻訳業務の新たなスタンダードとなる可能性を秘めています。この新機能は、生成AIを搭載した翻訳支援ツール「ヤラク翻訳」の一部として提供され、多言語翻訳を必要とする業界において大きな革新をもたらすことが期待されています。
機能の概要と特長
この「画像翻訳機能」は、パワーポイントやPDFファイル内にある画像のテキストを一括で翻訳する能力を備えています。従来の方法では、画像内のテキストを抽出して翻訳し、再度画像編集ソフトで配置を調整する手間がありましたが、八楽の新たなツールを使えばドラッグ&ドロップするだけで、そのプロセスが劇的に効率化されます。
具体的には、画像内のテキストやグラフに付随する注釈が自動で翻訳され、元のレイアウトを保持したまま文書が生成されるのです。また、生成された翻訳テキストは、そのままヤラク翻訳上で後編集(ポストエディット)ができ、さらに手を加えることも可能です。これにより、ユーザーは翻訳内容を自らの判断で調整する自由が与えられます。
想定される利用シーン
この機能は特に以下の業界での利用が想定されています。
- - 製造業:自動車や精密機器のマニュアル、設計図面など、視覚的な資料が多数存在します。これらを多言語化する際に、画像内の情報の翻訳が迅速に行え、業務の効率が大幅に向上します。
- - IT・情報通信:ネットワーク図やシステム構成図の翻訳ニーズが高まっており、これらの業界でも役立つ機能です。
- - 医療・ライフサイエンス:専門的な資料やフローチャートの正確な翻訳が求められるため、視覚データの翻訳が求められています。
- - コーポレート部門:海外拠点向けの資料共有がスピーディーに行えるようになり、グローバルでのビジネスが円滑に進むでしょう。
開発の背景
八楽株式会社のこの新機能の開発は、グローバルに展開する企業が抱える翻訳ニーズに基づいています。多国籍な市場で競争力を維持するためには、迅速に正確な情報を共有する能力が必須です。その中で「レイアウトを崩さずに翻訳したい」というニーズが多く寄せられ、今回の機能が生まれました。
技術的な裏側
「画像翻訳機能」は、以下の三つのステップで構成されています。
1.
OCR処理:画像内のテキストを精密に抽出。文字の配置や向きまでを認識します。
2.
翻訳処理:抽出したテキストを独自の翻訳エンジンで処理。元の文章構造を保ちながら翻訳を行います。
3.
再描画処理:翻訳文を画像に戻す際に、元のデザインを正確に再現します。
対象ファイルとプラン
利用できるファイル形式は、PowerPoint(.pptx)およびPDFファイル内の画像です。利用にはカンパニープランまたはエンタープライズプランへの登録が必要で、無料のお申し込みが求められます。
今後の展開
現在はβ版ですが、年内にも正式版をリリース予定です。将来的には、WordやExcelに埋め込まれた画像の翻訳にも対応する計画があります。多言語コミュニケーションを支援し続ける八楽株式会社の取り組みに、今後も注目が集まります。
会社情報
八楽株式会社は東京都渋谷区に本社を置き、今後も生成AIを駆使した翻訳支援ツール「ヤラク翻訳」の開発に力を入れていく方針です。公式サイトでは最新情報も随時更新されています。
公式サイトはこちら