下田海中水族館の歴史を振り返る
藤田観光株式会社は、2025年に設立70周年を迎え、昭和100年イヤーを特別企画として展開しています。その第5弾として、伊豆半島の南端に位置する「下田海中水族館」の歴史を深く掘り下げてみましょう。特別な年を迎えるにあたって、過去の軌跡がどのように現在に影響を及ぼしているのかを振り返ります。
開業当初の下田海中水族館
1967年3月、下田の和歌の浦にオープンした下田海中水族館は、当時「世界唯一の海に浮かぶ水族館」として注目を浴びました。入り江に設けられた鋼鉄製の建物は、訪れる人々に海の美しさをそのまま体感させることを目的としていました。また、初代社長の小川栄一氏は「海による国づくりが日本の繁栄の基盤」と語り、この水族館がその一助となることを願っていました。
ウミガメ産卵調査の開始
1991年からは、ウミガメの産卵状況を調査し始めました。調査の結果、産卵数の減少が確認され、環境保護の必要性が明らかになりました。このことをきっかけに、地域と連携して砂浜の清掃活動を促進するなど、保護活動も行うようになりました。特に人工の光がウミガメの子ガメに与える影響についても研究され、その結果照明を控えるよう呼びかける動きがありました。
ドルフィンビーチの開設
1994年には、来館者がイルカと直接触れ合える「ドルフィンビーチ」が登場しました。ここではイルカが自由にやって来て、訪れた人々とふれあうことができる新しい体験が提供されています。この取り組みは大変好評で、より多くの人々に海の生き物と直接接する楽しさを伝えています。
世界最長飼育記録を達成した「ジャンボ」
1996年には、オキゴンドウの「ジャンボ」が世界最長飼育記録として「9,409日」を達成しました。彼はイルカショーでの迫力あるパフォーマンスで多くのファンを魅了し、その存在はスタッフにとっても特別なものでした。
カリフォルニアアシカ「エリー」も歴史に名を刻む
2019年、カリフォルニアアシカ「エリー」が国内最長飼育記録を達成し、大きな話題となりました。彼女のショーは、従来のアシカショーの概念を覆すものであり、多くの人々に感動を与えました。
新種登録された「フカミトラザメ」
2022年には、下田海中水族館で飼育されていたトラザメが新種の「フカミトラザメ」として登録されるという驚きの出来事もありました。この新種の発見は、研究者たちにとっても大きな成果となっています。
地域貢献への取組み
下田海中水族館では、これまでの歴史を振り返りながら、未来へのビジョンを描いています。60周年という節目を迎える来年には、さらに地域との連携を深め、保護活動に注力する方針です。多様なプログラムを通じて、未来を担う子供たちに海の大切さを伝える活動を続けていきます。
おすすめの夏プログラム
夏休みには、特別プログラムが用意されています。
定置網漁の仕組みや漁の様子を紹介し、漁業の重要性を学ぶことができます(2026年6月27日〜1月31日)。
アシカとイルカのショーで、より大胆な水しぶきを楽しめます(20206年7月23日〜8月23日)。
特別なのぞき穴からイルカのパフォーマンスを観察できます。
海での安全を学べるイベントと、家族でのアクティビティも楽しめます(2026年7月20日)。
本格的な飼育員体験を通じて、イルカについて学べます(毎週日曜日)。
ぜひ、この機会に下田海中水族館を訪れ、海の世界の魅力を感じてみてください。これからも藤田観光の取り組みにご期待ください。