2014年12月に開業を迎えた「Bamba Hotel Tokyo」は、品川エリアに位置する小さなホテルで、2024年12月13日に10周年を迎えます。このホテルは、昭和20年代に建てられた長屋をリノベーションし、「品川の古き良き景観を残したい」という思いから誕生しました。たった1日1組限定・最大5名の宿泊が可能な一棟貸し型であるこのホテルは、当時東京都内で許可を得た最小規模の宿泊施設として注目を浴びました。
開業までの道のり
「Bamba Hotel Tokyo」のアイデアは、宿場JAPANの代表取締役である玉井崇志氏の直感から生まれました。多くの物件が存在しない中、彼は偶然見かけた「入居者募集中」の掲示に目が止まり、116年の歴史を持つ空き家を宿泊施設に変える可能性を感じました。開業当初から小規模な宿泊施設の運営は全国的に少なく、特に東京では珍しい存在でした。