北千住マルイに新たに誕生したレストスペース
2023年3月20日、北千住マルイの1階に資源リサイクルをテーマにしたレストスペースが登場しました。このスペースは、株式会社丸井グループと大日本印刷株式会社(DNP)の協力によるもので、リサイクル素材を利用したサステナブルな環境作りを目指しています。
この取り組みは、丸井グループが運営する商業施設内での資源リサイクルの仕組みを活用するもので、古紙や発泡スチロールなどの材質を再利用しています。特に、北千住マルイのごみ収集所「エコファクトリー」で分別された素材が使用され、具体的には古紙と発泡スチロールのそれぞれ10%が新しいプロダクトに組み込まれています。これにより、無駄を減らし、持続可能な資源の活用へと繋がります。
エコファクトリーとの協業
丸井グループでは、商業施設「マルイ」「モディ」において、エコファクトリーというシステムを導入し、ごみを廃棄ごみと資源に分別しています。この過程で、ショップ側と協力しながら資源リサイクルを推進しています。従来のリサイクルプロセスは、お客様に透明性がなかったため、どのようにリサイクルされるのかが伝わりにくいという課題がありました。
そこで、DNPとの協業により、紙や段ボールを利用した新しいプロダクトの製作ノウハウを活かし、より具体的に顧客にリサイクル活動を伝えることを試みました。これにより、レストスペースではリサイクルの過程も紹介され、訪れる人々がそれを実感できます。
レストスペースの詳細
北千住マルイ1階に設置されたレストスペースでは、座れるだけでなく、リサイクルの重要性や丸井グループの取り組みについての情報が展示されています。製作には3Dプリンターを活用し、強度やデザイン性を考慮して開発が進められました。特に椅子やソファの脚に用いられている古紙や、テーブルに使用されている発泡スチロールは、廃棄物から生まれたことを証明する具体例となります。
訪れる方々は、ただ休息するだけでなく、ものづくりの背景にあるストーリーに触れ、環境保護の重要性を再認識することができます。これこそが、丸井グループが目指す「サステナブルな消費と暮らしの革新」を体現する一つの形です。
将来に向けた取り組み
丸井グループは、すべての人が幸せを感じられる社会を共に創るというミッションを掲げています。その一環として、将来世代に対する責任を重視しながら、サステナブルな社会を実現するための活動を続けています。具体的なインパクト目標として「将来世代の未来を共に創る」と「サステナブルな消費・暮らしの革新」が設定され、さらなる取り組みが推進されています。
この新たなレストスペースは、北千住マルイを訪れる人たちにとって心地良い憩いの場であると同時に、資源リサイクルや持続可能なライフスタイルに対する理解を深める機会を提供しています。今後も、こうした取り組みを地域と共に広げ、持続可能な社会の実現に向けて努力を重ねていくことでしょう。