生きがいを感じる瞬間は人生を豊かにする。国民の93%が大切と回答

生きがいを感じる瞬間の重要性

近年、ボディ・マインドのコンディションに注目が集まる中、ソニー生命保険株式会社が実施した「生きがい実態調査」の結果が興味深く、多くの人の心に響くものとなりました。この調査は、全国の10代から70代の男女1,400名を対象に行われ、実に93%の人々が「生きがいを感じる瞬間は、人生において大切」と回答。生きがいとは、単なる趣味や嗜好を超え、私たちが日々をより充実させるための重要な要素であることを示しています。

生きがいTOP3はこれだ！

「美味しいものを食べる」「旅行」「温泉などのリラクゼーション」が、生きがいを感じる瞬間の上位3つに名を連ねました。多くの人に共通する「美味しいものを食べる」という瞬間は、特に10代層において高い支持を受けています。10代の回答では、美味しい食事が生きがいを感じる瞬間のトップで、次いで「推し活」をすることが挙げられています。

この調査を通して、若年層は自分の楽しみを追求することに重きを置いていることが明らかになりました。一方で、40代は「生きがいを感じる瞬間」を50%ほどが実感できていない問題も浮き彫りに。それだけ、世代による生きがいの存在感の違いがあるようです。

生きがいに必要な条件

調査では、「生きがいがある」と答えた人の約34%は、「金銭的に無理をしないこと」が継続するための条件だと告白。その続きには「体力的に無理をしないこと」や「睡眠をしっかりとること」が続いています。つまり、生活のクオリティを維持するための要素が、生きがいを持つ人にとって欠かせないものであることがわかります。

日常の中で見つける幸せ

調査結果で印象的な点は、すべての回答者のうち、生きがいが「ない・わからない」と答えた82%が「日常の中でささやかな幸せを感じている」と認識していることです。日常生活の中、ほんの小さな幸せ——たとえば、家族との団欒や、美味しい料理、お気に入りのテレビ番組を視聴する時間——が生きがいに繋がる可能性を秘めているのです。このことは、特に強く認識されていることがうかがえます。

生活習慣と生きがい

加えて、日々の生活における生きがい活動は、年間で平均107,289円かけられており、約153回の頻度で実施されています。活動への出費は意識しつつも、過度なプレッシャーなく楽しむことが推奨されています。

まとめ

調査全体を通じて印象的なのは、8割以上の人々が日常の中に小さな幸せを見つけ、生きがいの素晴らしさを感じている点です。生きがいが「ない・わからない」と答えた人々も、自己評価は高く、日常の幸せさえ気づけていない可能性があります。本調査を契機に、多くの人が自分の「生きがい」に気づき、より豊かで充実した生活を送れることを願わずにはいられません。