泉谷しげるの作品配信
2025-06-04 12:44:49

泉谷しげるの初期作品がデジタルリマスターで配信開始!

泉谷しげるの初期作品がデジタルリマスターで配信開始!



シンガーソングライターの泉谷しげるが、近年話題となった彼の初期作品群がデジタルリマスターで配信されることが決定しました。2025年6月4日(水)から、主要な音楽配信サービスにて、フォーライフレコード及びエレックレコード時代のアルバムが登場します。この配信では、1975年以降にリリースされたフォーライフの全アルバムと、1973年に発表された『光と影』が対象となります。これにより、泉谷の音楽的遺産が新たに語り継がれることでしょう。

フォーライフレコード時代の背景



1975年、日本のフォークシーンの顔とも言える泉谷しげるは、小室等や吉田拓郎、井上陽水と共にフォーライフレコードを設立しました。このレコード会社の理念は「ミュージシャンの、ミュージシャンによる、ミュージシャンのためのレコード会社」であり、アーティスト自身が主体的に音楽制作に関わることを目指すものでした。これは当時の音楽産業において、非常に画期的な試みとして受け入れられました。

泉谷はこの新しいレーベルから、同年8月にシングル『寒い国から来た手紙/1/2ブルース』と、ライブアルバム『ライヴ!!泉谷〜王様たちの夜〜』を同時にリリースし、本格的にフォーライフでの活動を開始しました。このライブアルバムには、当時のバンド、ザ・ラストショウ及びイエローの演奏も収録されています。

注目のアルバムと楽曲



泉谷がフォーライフレコードでリリースしたアルバムには、様々な革新的な試みが詰まっています。1976年には、アルバム『家族』とライブ盤『HOT TYPHOON FROM EAST』をリリース。『家族』はアコースティック音楽の要素を取り入れながらも、ブルージーな雰囲気やラグタイムの風味を感じさせる作品として高く評価されています。一方、『HOT TYPHOON FROM EAST』は、泉谷がロサンゼルスのトルバドールという名門ライブハウスにて収録したもので、シンプルな構成ながらも、観客との温かなコミュニケーションが印象的です。

1977年には、アルバム『光石の巨人』がリリースされました。この作品は、ストリート・ファイティングメンをバックに、泉谷独自のロックサウンドを確立しています。さらにはブルースハープの名手妹尾隆一郎やアメリカのシンガーソングライターJ.D.サウザーが参加し、多彩な音楽性が楽しめる内容となっています。これが泉谷のフォーライフでの最後の作品となり、その後彼は新たな道を歩むことになります。

エレックレコード時代の名盤『光と影』



今回の配信で特に注目すべきは、1973年にエレックレコードからリリースされたアルバム『光と影』です。このアルバムは、プロデューサーに加藤和彦を迎え、サディスティック・ミカ・バンドのメンバーや著名なジャズミュージシャンたちが参加し、全体の構成がドラマチックに練り上げられています。それにより、泉谷しげるの独特な音楽性と彼が抱く音楽への情熱が色濃く表現されています。

音楽の未来へ



これらの作品がデジタルリマスターされることで、泉谷しげるの音楽的価値が現代に伝わり続けることが期待されています。1970年代の日本の音楽シーンにおける自主性やアーティストの探求の歴史が、今、再活性化されるチャンスです。また、これを機に新たなリスナーにも彼の魅力が届けられることでしょう。

アルバム一覧


  • - 『寒い国から来た手紙(2025 Remaster)』(DISA-0771)
  • - 『ライブ!!泉谷~王様たちの夜~(2025 Remaster)』(DISA-0772)
  • - 『家族(2025 Remaster)』(DISA-0773)
  • - 『HOT TYPHOON FROM EAST(2025 Remaster)』(DISA-0774)
  • - 『光石の巨人(2025 Remaster)』(DISA-0775)
  • - 『光と影(2025 Remaster)』(DISA-0768)

これらの作品が、今後どのように受け入れられるのか、楽しみでなりません。泉谷しげるの音楽を再び楽しむ機会をお見逃しなく!


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