注目の新サービス「AIプランコンシェルジュ ver.1」
大和ハウス工業株式会社と燈株式会社が共同開発した「AIプランコンシェルジュ ver.1」は、住宅購入を希望する方々に向けて、最適なプランを迅速に提示する革新的なサービスです。この新サービスは、顧客の要望や予算、敷地条件といった情報をもとに、AI技術を活用して最良の選択肢を提案します。
2025年10月2日から、全国の大和ハウス工業の営業担当者がこの新しいツールを利用し、より効果的に顧客にアプローチすることが可能となります。これにより、家をこれから購入しようと考えている顧客は、シームレスでパーソナライズされた提案を受け、より満足度の高い選択につながります。
機能と使い方
「AIプランコンシェルジュ ver.1」の魅力は、そのスピーディーなプラン提案にあります。営業担当者が顧客の土地の条件や要望を入力すると、AIは2,000以上ある大和ハウス工業の「Smart Made Housing.」のプランから、要望に最も合致するプランを数秒で選び出します。
選択肢には、家族構成や広さ、部屋数、階数、インテリアのスタイルなど17の項目があり、顧客は自分のライフスタイルに合わせた具体的な条件を入力することが可能です。さらには、特定の条件に該当しない要望も自由に記入できるため、柔軟なプラン提案が実現します。
営業担当者のサポート機能
このプラットフォームは、営業担当者の提案力を大幅に向上させます。AIは各プランの説明も自動生成するため、担当者は豊富な知識がなくても顧客にわかりやすい提案ができます。これにより、顧客は商談中にさまざまなプランを直感的に比較検討できるようになります。
また、「AIプランコンシェルジュ」には、顧客の要望に応じた複数の検索機能があり、顧客の漠然とした要望に対しても素早くプランを提示できる「簡易版」と、詳細な要望に基づき精度の高い提案を行う「詳細版」が用意されています。これにより、顧客体験の向上が図られています。
AI技術の特長
このシステムを支えるAI技術には、様々な独自の機能があります。その中でも、敷地条件に基づいてプランの配置図を自動生成する機能や、図面解析AIによって、図面内の情報を構造化して瞬時に把握できる技術が挙げられます。さらには、顧客の要望と住宅図面を総合的に解析し、プラン選定の理由や各部屋の特長を説明するAIも装備されています。
企業背景
大和ハウス工業は、建築業界で多様な事業を展開しており、多くの人々のニーズに応え続けている企業です。燈株式会社は、東京大学発のAIスタートアップで、特に建設業界における人手不足や生産性の向上に寄与するソリューションを提供してきました。両社の協力により、新たな住宅提供の形が見えてきました。
今後も「AIプランコンシェルジュ ver.1」は、新築戸建住宅を検討中の顧客に次々と最適なプランを提供していくことでしょう。新たな住まい探しが、よりスムーズで満足のいくものとなることが期待されています。