伊豆七島海運の挑戦
2025-09-05 11:01:42

伊豆七島海運株式会社が脱炭素燃料支援事業に参画!環境に優しい航海を目指す

進化する海運業界と持続可能な未来



伊豆七島海運株式会社(代表取締役:山本忠和)は、最近東京都が推進する脱炭素燃料活用における事業化促進支援事業に参画することを発表しました。この取り組みは、東京都と公益財団法人東京都環境公社が連携し、環境に優しいバイオ燃料の商用化を進める重要なプロジェクトです。

この事業の一環として、伊豆七島海運はNX商事株式会社と連携し、独自に開発された船舶向けのバイオ燃料供給スキームを利用します。具体的には、東京港を発着する船舶への燃料供給として、A重油にバイオ燃料(FAME)を混合したB24という燃料を活用します。この新しい燃料の導入は、地球環境への影響を軽減し、持続可能な海上輸送を実現するための一歩となるでしょう。

事業の参加者とその役割



この連携には、伊豆七島海運に加えて、マルエーフェリー株式会社、日本塩回送株式会社、株式会社藤井石油、コスモ石油マーケティング株式会社、NX海運株式会社といった様々な企業が参加します。それぞれの企業はB24を利用することで、海運業界全体の脱炭素化に寄与することを目指しています。

安全な航運と社会貢献



伊豆七島海運は、東海汽船グループに所属し、本土と伊豆諸島の間で貨物輸送を行なっています。安全運航と良質なサービスの提供を重要視しており、地域社会に貢献する責務を感じています。今回のプロジェクトには、これまでの運輸実績を活かしつつ、バイオ燃料の導入によって東京都の目指す「ゼロエミッション東京」の実現に向けた大きな役割を果たす期待が寄せられています。

未来の海運業界



将来的には、こうした取り組みが業界全体に波及し、持続可能な社会の構築に貢献することが期待されています。バイオ燃料の導入は、単に環境保護に寄与するだけでなく、エネルギーの多様化や海運業の変革の起点にもなります。

機関船「第二十八福寿丸」



今回の取り組みで使用される船舶「第二十八福寿丸」は、2002年に竣工した228トンの船です。その全長は62.3メートル、幅は9.4メートルで、喫水は2.95メートル。航海速力は13.3ノットで、東京から大島、神津島への主要航路を運行しています。この船舶が新しい燃料B24を使用することで、持続可能な海上輸送の一翼を担うことが期待されています。

このように、伊豆七島海運の脱炭素燃料活用への取り組みは、単なる企業努力にとどまらず、環境保護や持続可能な社会の構築に向けた重要な要素となるでしょう。今後の展開に目が離せません。


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