脳の健康を見守る新たなサービス『MVision health』
株式会社ユカリアの完全子会社であるスマートスキャン株式会社は、2025年5月から新たなサービス『MVision health』を提供します。このサービスは、AI(人工知能)を活用し、脳ドック受診者のMRI撮像画像を解析することで、脳の健康状態を詳細に評価するものです。従来の脳ドックにオプションとして付加できるこのサービスによって、受診者は自分自身の脳の健康をより正確に把握することができるようになります。
AIによる脳画像解析技術
『MVision health』は、エム社が開発したAIを用いて、3万件以上の脳の撮影データを組み合わせた技術に基づいています。この技術により、脳の萎縮や白質病変といった認知症や脳梗塞のリスク因子に関する情報が、同年代の健康な脳と比較されながら定量的に示されます。これによって、医療機関は受診者に対して付加価値のある情報を提供でき、受診者自身も自分の健康状態を理解しやすくなります。
健康維持に向けた早期介入の可能性
このサービスは、受診者の経年変化やリスクの傾向を把握することで、脳の健康を維持するための早期介入を可能にします。全国の様々な医療機関に広がる『スマート脳ドック』に組み込まれており、受診者は手軽にAIによる評価を受けることができます。料金は7,000円(税込7,700円)で、すでに導入されている医療機関で受診が可能です。
受診者専用のマイページも
特筆すべきは、受診者が自分のマイページ上で検査結果を簡単に確認できる点です。結果は視覚的にわかりやすく示され、過去のデータとの比較も可能です。これにより、受診者は自分の健康の状態をより具体的に把握できるため、健康管理にも役立てることができます。
スマート脳ドックの利便性
『スマート脳ドック』なら、MRIやCTの非稼働時間を活用してリーズナブルかつ短時間で検査を受けられます。医療機関での滞在時間は最短30分で終わるため、忙しい現代人にも利用しやすいサービスです。また、結果はパソコンやスマートフォンで確認できるため、手軽にアクセス可能です。もし異常が発見された場合、専門医療機関を紹介してもらえるシステムも備えており、安心です。
ユカリアのヘルスケアDX構想
ユカリアは、超高齢社会に向けて『ヘルスケアの産業化』というビジョンを掲げており、医療・介護の現場におけるさまざまな課題を解決するために、AIを活用したサービスの開発を進めています。『MVision health』を通じて、脳の健康を見守る新しい価値を提供し、人々の生活の質向上に寄与することを目指しています。地域包括モデルの導入を進める中で、ヘルスケアの課題解決に貢献することが期待されています。
今後もユカリアとスマートスキャンの取り組みには目が離せません。脳の健康を保つために、ぜひ『MVision health』の利用を検討してみることをおすすめします。