マーケティングの共通点
2025-05-23 11:04:34

静岡で語られた海外と地方マーケティングの深い共通点とは?

静岡マーケティングサロンでのイベントレポート



2025年5月20日、静岡市で開催されたイベント「世界へボカン×HONE 海外と地方マーケティングの意外な共通点とは?」では、地域経済の発展に向けた新しい視点が語られました。地方ビジネスに精通する株式会社HONEの桜井貴斗氏と、越境ECを推進する世界へボカンの徳田祐希氏が共に登壇し、約90分にわたってディスカッションを展開。今回はその内容をレポートします。

ディスカッションのテーマ


本イベントでは、参加者と共に以下の5つのテーマを取り上げました。これらのテーマは、どちらのマーケティングにも通じる内容で、実務に役立つ情報が満載でした。

1. 顧客理解は生命線
2. SNS・レビューは宝の山
3. 検索キーワードにヒントあり
4. 売れるコンセプトは言語化せよ
5. 展示会・イベントは商品開発の好機

1. 顧客理解は生命線


まずは、顧客理解の重要性について。どのようなマーケティング活動でも、顧客のニーズを正確に把握することが出発点となります。桜井氏は『確率思考の戦略論』を引用し、「顧客の便益を起点とするアプローチ」の重要性を強調しました。地方ビジネスでは「誰が買うか」よりも「何を買うか」という視点が多いと説明しました。

一方、徳田氏は「海外では市場や国の特性による顧客の違いが重要」とし、戦略設計における「Whare(どの国の、どの市場)」の設定がカギになると解説しました。

2. SNS・レビューは宝の山


次に、SNSやレビューの持つ価値について議論。徳田氏は「The Strike Gold」の成功事例を挙げ、未顧客と熱狂的ファンの意見をヒアリングすることでCV率向上に寄与したことを紹介しました。桜井氏は顧客ロイヤルティの4分類について述べ、地域ビジネスでもロイヤルティを深く理解することで関係構築が可能になると指摘しました。

3. 検索キーワードにヒントあり


検索キーワードは単なるSEOの道具ではないと徳田氏は強調。「顧客の意図や課題を探る手がかり」として活用することが重要であり、文化の違いによって同じキーワードでも意味が異なることを理解する必要があります。一方、桜井氏は地方ビジネスにおける「困りごとに寄り添ったキーワード選定」の重要性を述べ、ユーザーの行動意図を反映させる施策を提案しました。

4. 売れるコンセプトは言語化せよ


マーケティング成功の鍵は「売れるコンセプト」の明確化にあるという点でも一致。徳田氏は「コンセプト設計フレームワーク」を用いて、文化的背景や商品特性を考慮したコンセプト設計が重要だと述べました。桜井氏は、ブランド作りにおいて言語化がもたらす価値についても言及しました。

5. 展示会・イベントは商品開発の好機


最後に、展示会やイベントの役割について。桜井氏は、イベントを通じて顧客の声を集める重要性を語りました。事前の準備が肝要であることを強調し、徳田氏も実際の成功事例を挙げて、海外マーケティングにおける事前の連携が成功に繋がることを示しました。

参加者の反響


イベントに参加した多くの人々が「地方と海外に共通する学びが多かった」と感想を述べ、マーケティングに必要な「顧客理解」と「届け方の工夫」が両者を結ぶ共通のテーマであることに気づかされました。地域企業が直面する様々な課題も、マーケティングの視点から解決するヒントが得られたイベントでした。今後も、地域から世界へとつながる新たな取り組みが期待されます。


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