日立とServiceNowがAIでインフラ管理を革新、信頼性向上を実現

日立とServiceNowの提携



2023年7月9日、アメリカ東海岸で発表された新たな技術提携は、日立製作所の米国子会社Hitachi Digital ServicesとServiceNowが手を組み、AIを活用したインフラ監視の革新を目指すものです。この提携により、日立の「Hitachi Intelligent Infrastructure Monitoring(HIIM)」とServiceNowのAIプラットフォームのデータ・分析機能が連携し、リアルタイムの運用データをもとにした自動化されたアクションの実行が可能になります。

不確実性が高まるミッションクリティカルな環境



エネルギーや製造業、モビリティといったミッションクリティカルなインフラ事業者は、安全性や信頼性を維持しながらも、効率的な運用管理が求められています。現在、労働力不足やオペレーション負荷の増大に直面している企業は少なくありません。そのため、AIを駆使したこの新しい監視ソリューションがもたらす効果には大きな期待が寄せられています。

テクノロジーの連携によるシームレスな運用



日立のHIIMは、映像データ、熱画像、IoTセンサーから取得した情報を高度な分析技術を用いて継続的に可視化します。そして、このデータをServiceNowのWorkflow Data Fabricや分析機能と統合することで、リアルタイムでのデータ収集や自動化されたワークフローの構築が可能となります。

このシステムの具体的な利点としては、以下が挙げられます。
  • - 複数のデータソースからのリアルタイムな情報集約
  • - 収集データをもとにした自動化された業務フローの構築
  • - 問題の早期発見と優先順位付けによる迅速な対応
  • - 運用チームと企業全体のフローをシームレスに統合し、リスクを低減

企業全体のインサイトを生かした新たなビジネスモデル



日立とServiceNowのパートナーシップは、企業の現場から得たデータを全社的に活用することを目的としています。これにより企業は、従来の事後対応型の運用から自律的な解決策に移行し、作業者の安全や安定したオペレーションの継続を期待できるようになります。

ServiceNowのCCOであるChris Bedi氏も、「AIで成功する企業は、データを基に行動できる企業です。この提携は、オペレーションとエンタープライズの分断を解消し、リアルタイムのアクションを可能にします」と述べています。

未来へ向けた持続可能なソリューション



HIIMとServiceNowの統合によるインフラ監視ソリューションは、「HMAX by Hitachi」の中核を成す概念とも合致します。このHMAXは、社会インフラを革新するための次世代ソリューション群として、アセットインテリジェンスやライフサイクル管理をサポートします。日立は、これらのイノベーションにより、社会インフラが直面する最も複雑な課題を克服し、最大の価値をお客さまに提供することを目指しています。

このパートナーシップは、日立の長年にわたるエンジニアリング力と技術力を基にしたものであり、企業の未来に向けた持続可能なインフラをつくり出すうえでの重要な鍵となるでしょう。日立とServiceNowの連携により、新たな可能性が広がることが期待されています。

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