東京建物が提案する新たな都市空間体験
2025年6月2日、東京建物株式会社、読売広告社、プライムプレイスの3社が共同で設立した「WonderScape株式会社」が、まちの新たな体験価値を創造する「空間メディア事業」を開始しました。この事業は、全国主要都市において大型デジタルサイネージとイベントを組み合わせ、都市空間の活性化を目指すものです。
WonderScapeの目指すもの
新会社の名前「WonderScape」には「Scape(風景)」に「Wonder(驚き)」を付与するという願いが込められています。WonderScapeでは、全国の主要都市に設置される大型デジタルサイネージを通じて、情報の発信のみならず、それに連動した魅力的なプロモーションイベントを展開し、都市の活気を生み出していきます。
大手町タワーでの取り組み
同社のホームグラウンドとも言える大手町タワーでは、第一号となる大型デジタルサイネージ「大手町タワービジョン」を導入しました。このサイネージは約300インチという大きさを誇り、地下鉄「大手町」駅に直結する「森のプラザ」でのイベントと連動して、様々な情報を発信していく予定です。このような仕組みを通じて、来街者に新たな体験を提供します。
デジタルサイネージの利点
コロナ禍以降、リアル空間での体験価値が求められる昨今、大型デジタルサイネージは重要な存在となっています。従来の広告媒体としてだけでなく、訪れる人々に新たな体験価値を提供する装置としても機能しています。東京建物グループは、このデジタルサイネージを活用して、都市空間における体験の質を高めることを目指しています。
事業の展開
WonderScapeは、東京建物グループの所有物件だけでなく、他社が所有する物件にも大型デジタルサイネージを設置し、魅力的なイベントを展開します。これにより、各地のまちのにぎわい創出に寄与することが期待されています。
企業の使命と社会的責任
東京建物グループは、長期的なビジョンに基づき「サステナブルなまちづくり」を目指しています。これにより、地域の歴史や文化を大切にし、地域社会と共に持続可能な成長を実現することを目標としています。
まとめ
新たにスタートを切ったWonderScapeの「空間メディア事業」は、都市空間に付加価値をもたらすと同時に、人々に新しい体験を提供することを目的としています。今後、こうした取り組みがどのように広がっていくのか、目が離せません。