デクセリアルズが世界最薄ヒューズ「SFJ-21A」を発表
デクセリアルズ株式会社が最新の技術を駆使して、リチウムイオンバッテリーの二次保護用として世界最薄の表面実装型ヒューズ「SFJ-21A」シリーズを開発しました。この新しい製品は、驚異の厚さ0.58mmを実現し、スマートフォンをはじめとする電子機器の安全性を向上させることを目的としています。特に、スマートフォンの高性能化が進む現在、バッテリーのセル数が増加する中で、部品の小型化が求められている状況での発表は特筆すべきものと言えます。
新技術の概要
「SFJ-21A」シリーズは、ヒューズ抵抗が僅か1.1mΩと低く、発熱や消費電力を抑制する特徴があります。これにより、限られたスペースの中での実装を可能にし、スマートフォンにとどまらず、ノートパソコンや電動工具など多様なアプリケーションに対応可能です。電動工具としての活用も視野に入れ、消費者IT機器全般にわたる適用を目指しています。
また、製品サイズは横幅4.0mm、縦幅3.0mmという非常にコンパクトな設計です。短い寸法でありながらも、その性能は高く、定格電流は21Aで、最大遮断電流は50Aという高い能力を誇ります。これにより、様々な使用条件に対応した設計が実現されています。
より安全なデバイスの実現
デクセリアルズのヒューズは、リチウムイオンバッテリーの充放電を制御する第一の保護が機能しない場合に、過充電や過電流の発生を防ぐために設計されています。ヒューズエレメントが溶断されることで回路が遮断され、デバイスへのダメージを防ぐという重要な役割を果たしています。1994年の発売以来、多くのコンシューマーIT機器に取り入れられ、リチウムイオンバッテリーの安全性向上に寄与してきました。
環境に配慮した設計
「SFJ-21A」は、製品全体で鉛フリーを実現しており、環境負荷の低減にも貢献しています。これにより、持続可能な社会の実現に向けた一歩として、製品のアップデートが行われています。デクセリアルズは、今後も新たなプロダクトを開発し、リチウムイオンバッテリーの安全性に注力していく意向を示しています。
まとめ
デクセリアルズの「SFJ-21A」は、スマートフォンやノートパソコンなどのエレクトロニクス機器における信頼性を向上させるための革新的な製品です。薄型化、高機能化が求められる現代の技術環境において、重要な役割を果たすことでしょう。スマートフォンの未来を支えるこのヒューズ技術は、これからのデバイスに欠かせない存在となることが期待されます。デクセリアルズは今後も、テクノロジーの進化を加速させ、新しい価値を提供し続ける企業であり続けることでしょう。