2026年2月末の東京オフィスマーケット動向
2026年2月末に実施された東京オフィスマーケットの調査結果が、三菱地所リアルエステートサービス株式会社によって発表されました。今回は、空室率や平均募集賃料に関する重要なデータを整理し、東京のオフィス市場の現状を探ります。
空室率の概況
調査によると、2026年2月末時点での東京全体の空室率は2.47%となっており、前月と比べて0.07ポイント増加しています。特に、主要5区の空室率は2.08%、主要7区では2.47%という結果が出ました。これらの数字は、オフィスの供給と需要のバランスについて重要な指標となっています。
平均募集賃料の変動
平均募集賃料についても調査結果が示されています。主要7区の平均募集賃料は29,331円/坪で、前月比1,329円の上昇を記録しました。また、主要5区では34,125円/坪で、前月比1,613円上昇という結果となりました。この上昇幅は、特に丸の内・大手町・有楽町・内幸町といったエリアでの需要が影響を与えていると考えられます。
主要エリアの動向
特に注目すべきは、丸の内・大手町などのエリアでの動向です。ここでは、平均募集賃料が5万円台後半/坪の物件において3,000坪を超える新規募集がかかっています。その結果、平均募集賃料は前月比で2,469円の上昇を果たしました。このような高額物件への関心は、エリアの魅力を反映した形と言えるでしょう。
一方、六本木・赤坂エリアでも類似した現象が見られます。こちらのエリアでも5万円以上の募集が多くあり、平均賃料が前月比で2,726円上昇しています。これにより、各エリアでの市場競争が激化していることが明らかです。
オフィス移転の意向
調査では、オフィス移転を「実施・検討中」の企業割合が前回比で6.5ポイント上昇しており、移転意欲が高まっていることが伺えます。一方で、「オフィス移転を検討したが断念した」という企業の割合も2.8ポイント上昇しており、移転断念の理由は「費用対効果が見合わない」と「移転先が見つからない」です。
これらの結果からは、賃料が高騰し、供給が逼迫していることが移転に対する障壁となっていることが見えてきます。
まとめ
2026年2月末の東京オフィスマーケットの調査結果は、今後の市場動向に大きな影響を及ぼすと予想されます。空室率の上昇と共に、賃料の上昇は企業のオフィス選定にも影響を与え、戦略の見直しが求められているかもしれません。引き続き、東京のオフィスマーケットに注目していく必要があります。今後の具体的な動向も追跡し、最新情報をお届けしていきます。