東京エリアの貸店舗募集動向
不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社が、東京エリアにおける2024年度下期の50坪以下に特化した貸店舗の募集動向を発表しました。この調査は、アットホームラボ株式会社に委託され、具体的なデータに基づいて分析されています。
賃料の動向
東京の9エリアでの情報によると、2024年度下期(2024年10月から2025年3月まで)の賃料は以下のような傾向が見られます。飲食店として使用可能な物件の平均賃料は28,415円/坪となり、前期に比べて3.3%の増加が見られました。一方で、飲食店不可の物件は18,328円/坪で、こちらは前期と変わりません。飲食店可の物件が飲食店不可物件に比べ、10,087円高いことがわかります。これは、飲食業界の活性化を反映していると言えるでしょう。
さらに、フロア別で見ると、1階物件の平均賃料は25,648円/坪(前期比+1.1%)であり、1階以外の物件は20,853円/坪(同+1.1%)と、同様の増加を示しています。1階の物件がそれ以外よりも4,795円高いことからも、立地の重要性が再確認されます。
募集物件数
しかし、募集物件数は前期比で-2.8%と、5期連続で減少傾向にあります。この事実は、店舗の確保が難しくなっていることを示唆しており、特に飲食店を考慮する場合に影響を及ぼす可能性があります。物件数の減少は、賃料の動向にも影響を与えるかもしれません。
比較エリアの動向
名古屋や大阪の状況も注目に値します。名古屋駅周辺では、飲食店可の1階物件が最高値を更新し、大阪のなんば・心斎橋地域でも4つの条件別・フロア別のタイプで18年上期以降の最高値に達しました。これらのエリアも活況を呈しているようです。
対象エリア
今回の調査対象となった東京のエリアには、以下の地域が含まれています:
- - 銀座
- - 新橋・虎ノ門
- - 六本木
- - 渋谷
- - 原宿・表参道
- - 恵比寿・目黒・中目黒
- - 新宿
- - 池袋
- - 上野・浅草
名古屋では名古屋駅周辺と栄、大阪では大阪・梅田、なんば・心斎橋が対象となっています。これらの地域は、それぞれ独自の特性を持ち、出店を考える事業者にとって重要なエリアです。
調査概要
調査の対象データとしては、不動産情報ネットワークに登録・公開された5坪から50坪の「貸店舗」と「貸店舗・事務所」が含まれ、駅から徒歩10分以内の物件が中心となっています。募集賃料は共益費などを含んだ坪単価(税抜)の中央値で、同じ棟・同じフロアで複数の募集があった場合は最新の情報が採用されます。
まとめ
2024年度下期の東京エリアにおける50坪以下の貸店舗市場は、賃料の増加傾向が見られる一方で、物件数は減少しています。飲食業の動向や立地条件の重要性が今後の貸店舗市場に影響を与える要因となるでしょう。今後の動向を注視する必要があります。詳細な情報はアットホームの公式サイトでPDFをダウンロードして確認できます。