給食の鉄人初優勝
2025-12-12 15:10:39

八山田どろんこ保育園が「給食の鉄人」で初優勝!地産野菜を使ったメニューが絶賛

八山田どろんこ保育園が「給食の鉄人」で初優勝!



福島県郡山市にある八山田どろんこ保育園が、2025年12月7日に東京都渋谷区の服部栄養専門学校で開催された「給食の鉄人®2025」決勝大会にて、初めての優勝を果たしました。特に、東京都知事賞も受賞したということは、この保育園がどれだけの情熱をもって給食作りに取り組んできたかを物語っています。

「給食の鉄人®」とは


「給食の鉄人®」は、全国の保育園や幼稚園の調理職員を対象に、乳幼児向け給食の日本一を決定するためのイベントです。今年は約400件の応募があり、その中から選ばれた6チームが決勝に進出しました。八山田どろんこ保育園にとって、これは3度目の挑戦であり、ついにその努力が実を結びました。

この大会の裏には、どろんこ会グループが大切にしている「子どもたちと共に創る」という食育哲学が根付いています。決勝で独自のアイディアを披露してくれたのは、調理スタッフの佐藤さんと滝田さんです。

優勝レシピ:こだわり地産野菜!コロコロじゃがいもかき揚げ


優勝した際のメニューは「こだわり地産野菜!コロコロじゃがいもかき揚げ」です。2025年のテーマは「芋・かぼちゃを使用したメインのおかず」。そのテーマに沿って、地元福島の新鮮な野菜がふんだんに使われています。以下の3つのポイントが、成功の鍵と言えるでしょう。

1. 地産野菜の魅力
福島の旬な食材を使用することで、地域の伝統や文化を子どもたちに伝えることを目指しました。具体的には、「ちぢみほうれん草」や「曲がりネギ」といった地元の野菜が多数含まれています。

2. コロコロ形状の楽しさ
すべての具材をサイコロ状に切り揃え、一口ごとに異なる味を楽しめるように工夫されています。こうした形状は、子どもたちが食べやすいだけでなく、視覚的にも楽しい工夫です。

3. じゃがいもの衣
すりおろしたじゃがいもを使用した衣は、どんな部分を食べてもじゃがいもの風味がしっかり感じられます。このため、さらなる食感と軽やかさを追求して、米粉が使われています。

食育の実践


八山田どろんこ保育園が特に重視しているのが、畑仕事です。実際、レシピの主役であるじゃがいもとリンゴは、子どもたちと共に育てられたものです。このような取り組みを通じて、正真正銘「地産地消」を実現しました。

また、調理スタッフは給食室にこもるだけでなく、日々の活動の中で子どもたちと関わりを持ちながら、共に学ぶ環境を整えています。忙しい日常の中で、子どもたちの成長に寄り添うその姿勢が、これらの素晴らしいレシピを生み出す源泉ともなっています。

受賞の喜びとこれからの活動


佐藤さんは、「子どもたちと共に育てている野菜がヒントとなった」と語り、滝田さんは「子どもたちの喜びが、レシピ開発における大きな動力になった」と述べました。審査員からも「見た目の楽しさや愛情があふれるメニュー」と評価され、多くの子どもたちもその美味しさを実感しました。

今後もどろんこ会グループは、畑仕事や、全ての子どもと大人が共に楽しむ給食の提供に力を注ぎ、命の循環を大切にした食育活動を続けていきます。

まとめ


八山田どろんこ保育園の優勝は、ただの賞ではなく、地域の食文化を守り、子どもたちと共に育つことの重要性を再認識させてくれるものです。給食を通じた食育の意義や、地元農産物の活用は、これからの日本においてさらに重要な役割を担うことでしょう。


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