日本の若手デザイナー、世界の舞台へ
日本の若手デザイナーたちが、技能のオリンピックと称される『第48回技能五輪国際大会』へ挑みます。特に、工業デザイン技術部門での日本代表選手が決定し、和泉楽氏がその栄誉を担います。これはデザインとエンジニアリングの融合を求められる競技であり、2026年9月22日から上海で開催される本大会では、世界71の国・地域から約1,500人の選手が参加します。
JIDAの役割と選手選考プロセス
日本インダストリアルデザイン協会(JIDA)は、今回の選手選考と強化訓練を担当する運営団体として、厚生労働省から依頼を受け、代表選手育成プログラムを実施しています。2024年のリヨン大会から正式競技に選ばれた工業デザイン技術部門において、日本の初参加となる2026年の上海大会に向けて、選手選考が行われました。
日本のデザイン界を代表する和泉楽氏は、キヤノン株式会社に所属し、プロダクトデザインを手がけています。彼のデザイン理念や考え方は、今大会において重要な役割を果たすことでしょう。選考プロセスでは、全国の教育機関や学生に広く告知を行い、選考はポートフォリオ審査を経て実施されました。1次選考で選ばれた3名の候補者が、最終的に面接を通じて代表選手に選出されました。
和泉楽氏と支援体制の紹介
和泉楽氏は、武蔵野美術大学を卒業後、キヤノンに入社し、デザイン開発に従事。その背景には、新たな製品の機能性とデザイン性を追求する姿勢があります。指導員には関尚弘氏が就任し、様々な製品に対するプロダクトデザインを通じて彼をサポートします。また、競技運営を担うエキスパートの井上雅弘氏も参加し、和泉氏のトレーニングに関与することで、選手のスキルアップを目指しています。
技能五輪国際大会の意義と未来
技能五輪国際大会は、単なる競技を超え、職業訓練の振興や国際交流を目的としています。日本は過去に何度も大会を開催しており、技能者にとって重要な舞台であることは間違いありません。本大会参加を通じて、若手デザイナーたちは自身の能力を世界に証明するチャンスを得られるのです。工業デザイン技術部門は特にデザインとエンジニアリングが融合する新しい分野であり、25歳以下の若手が参加資格を持つことから、多くの新しい才能が集まることも期待されています。
今後の予定と関心
選手強化訓練は2026年8月まで続く予定であり、9月中旬には日本選手団の結団式や関係者への表敬訪問が行われます。その後、競技本番に臨むことになります。オリンピックとも称される技能五輪での経験は、選手たちにとって貴重な財産となるでしょう。
JIDAは、デザインの力を通じて日本の産業や社会に貢献し、新たな価値を創造するために活動を続けています。今回の大会に向けたサポートを通じて、世界的にも認められる人材を育てる姿勢は、日本のデザイン界にとって大きな一歩です。和泉楽氏の挑戦を応援し、これからの成果に期待しましょう。