ロッテの食品ロス削減に向けた取り組み
株式会社ロッテは、2024年度において余剰食品の寄付活動を進めてきました。この活動は、一般社団法人全国食支援活動協力会を通じて、各地域のフードバンクやこども食堂に積極的に余剰食品を寄付するものです。今年度は、菓子をはじめとする4,164ケース(158,990個)を寄付し、多くの人々に利用されています。
余剰食品とは?
余剰食品とは、賞味期限や消費期限に達していないが、出荷期限や店頭での陳列期限を過ぎた食品を指します。ロッテはこれらの食品を無駄にすることなく、有効活用しようと取り組んでいます。現在、食品ロスの問題は深刻であり、企業としての責任を果たすべく、ロッテはサステナビリティ目標「ロッテ ミライチャレンジ 2048」を掲げています。
サステナビリティ目標「ロッテ ミライチャレンジ 2048」
この目標は、2028年度までに食品ロスや食品廃棄物の削減率を50%以上にすることを目指しています。この目標を達成するためにロッテは、需要予測精度の向上に取り組み、余剰食品の発生を抑える努力をしています。しかし、それでも避けがたい余剰食品が発生することもあり、それに対しては寄付を通じて、必要とされる方々に手渡すよう努めています。
フードバンクとの連携の重要性
全国食支援活動協力会は、フードバンクやこども食堂と食品寄付を行う事業者を効率的に結ぶロジスティックシステム「ミールズ・オン・ホイールズロジシステム」を推進しています。ロッテはこのシステムと協業し、余剰食品を持続可能な形で寄付する方法を模索しています。これにより、寄付された食品が有効に活用され、地域のニーズに寄与することができます。
また、ロッテは環境省と消費者庁が主催する「令和6年度 食品ロス削減推進表彰」で「審査委員会 委員長賞」を受賞しました。これは、企業としての食品ロス削減に向けた取り組みが評価された結果です。
おわりに
ロッテの取り組みは、食品ロス問題の解決に向けた一歩であると同時に、地域社会への貢献にもつながっています。今後もロッテは、企業としての社会的責任を果たしながら、持続可能な社会の実現に向けて邁進していく予定です。私たち一人ひとりができることは小さいかもしれませんが、食べ物を大切にし、ロッテのような企業の取り組みを支援することで、より良い未来につなげていけるのではないでしょうか。