第76回SBIアートオークションの魅力
アートファンにとって大きなイベントとなる、第76回SBIアートオークションが2026年1月に開催されます。このオークションは、近現代アートを中心とした約500点の作品を取り揃え、新たな一年の幕開けにふさわしく多彩なアートの世界を体験できる機会です。
開催概要
- - オークション日程: 2026年1月24日(土)12:00〜、25日(日)11:00〜
- - 会場: ヒルサイドフォーラム(東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階)
- - 下見会: 2026年1月21日(水)〜 25日(日)
- - 総出品数: 約504点(予定)
このオークションでは、草間彌生、奈良美智、猪熊弦一郎といった日本を代表するアーティストの作品が出品されます。これらの作品は、新たな季節の始まりを感じさせる感銘深いものです。
注目の出品作品
草間彌生のInfinity Netsシリーズに含まれるキャンヴァス作品は、反復の行為が画面全体に広がり、不思議な奥行きを生み出します。また、奈良美智の《I’m Starved》(2001)はシンプルな構成の中で、感情の揺らぎを切り取った作品で、見つめる者に深い印象を残します。
猪熊弦一郎の《地図と色》(1964)は、戦後日本のモダニズムを象徴する作品で、自由な色彩の表現が新年を迎える高揚感をもたらします。
加えて、井田幸昌の作品《Jean-Michel Basquiat No.10》(2020)や、今津景の《Red Lines》(2021)は、現代アートの新しい潮流を感じさせるものです。前者は強い筆致で表現された対話を、後者は写真や絵画とデジタルの境界を揺るがす作品です。
KAWSとカンパーナ兄弟による《KAWS: Monster (Sofa)》(2019)は、アートとプロダクトの境界を交差させる一例で、現代生活の中に溶け込むアートを象徴しています。
初心者にも優しいオークション体験
オークションに初めて参加する方でも楽しめるハイライトが多数用意されています。下見会で作品をじっくり観賞し、参加方法も多岐にわたるため、自分に合ったスタイルでアートを楽しむことができます。入札は会場、電話、書面、またはオンラインで行うことができ、YouTube Streamingでオークションの進行を観ることも可能です。
さらに広がるアートマーケット
SBIアートオークションは、国内外のアーティストの作品を広く紹介しており、国内オークションでは珍しい海外作家の作品も取り扱っています。国際性豊かな登録顧客は63の国にわたり、5割近い落札が海外からの参加者によるものです。これにより、日本のアートマーケットの成長を常にサポートしています。
さいごに
新たな季節の訪れを感じるこのオークションで、アートとの新しい出会いや発見に期待が高まります。アートコレクターはもちろん、初めての方にも楽しんでいただける内容が盛りだくさんです。ぜひ足を運んで、魅力溢れる近現代アートの世界を探求してみてください。