PEI9085造形サービス
2025-03-11 10:00:55

難燃性3Dプリントの新時代、PEI9085造形サービス始動

高性能3Dプリント材、PEI9085がついに登場



株式会社サンステラと株式会社フュージョンテクノロジーが新たに「PEI 9085」の3Dプリンター造形サービスを始めました。この高性能な材料は、難燃性、非発煙性、非毒性を備えるとともに、優れた耐薬品性、高強度、剛性を持つ点が特徴です。特に自動車メーカーであるポルシェも出資しているINTAMSYS社の「FUNMAT PRO 610 HT」を使用することで、安定した造形が可能になります。

PEI 9085の特長


PEI 9085はポリエーテルイミド9085という名前の通り、優れた特性を持つ素材です。この素材は、アメリカ連邦航空局(FAA)のFST基準をクリアしており、特に以下の点で優れています。

1. 難燃性: 航空・宇宙産業での使用にも耐えうる材料です。
2. 高強度・剛性: 荷重たわみが153℃で、ASTM D648規格での評価も高いです。
3. 耐薬品性: 化学物質からの影響を受けにくい特徴を持っています。
4. 造形難易度: この材料を用いた3Dプリントは極めて難しく、ノズル温度370℃、チャンバー温度170℃が求められるため、一般の3Dプリンターでは対応できません。

これらの特長により、PEI 9085は特殊なシーンでの使用に最適な選択肢となるでしょう。

造形依頼方法


難燃性に優れた素材を必要とする場合や、特殊な用途を考慮する場合には、ぜひサンステラまたはフュージョンテクノロジーに造形依頼を検討してください。依頼フォームはこちらからアクセスできます。価格は都度見積もりにより決定されますが、透明性のある丁寧な対応が期待できます。

3Dプリンターの特長


造形に用いる「FUNMAT PRO 610 HT」は業界トップクラスの性能を誇ります。これは以下の点が魅力です。

  • - 大型造形: 610 × 508 × 508mmの大きなモデルをサポートする能力を持ち、部品を分割せずに造形できます。
  • - 高温耐性: ノズル温度は最大で500℃、チャンバー温度は最大300℃です。これにより、従来難しいとされていたスーパーエンプラの造形も可能となります。
  • - デュアルヘッド: 除去が容易な別体サポート材を使用可能で、より複雑なデザインも実現できます。

この3Dプリンターは、国内外で広く知られるINTAMSYS社によって開発されたもので、特にPEEK対応モデルにおいては世界シェアNo.1を誇ります。航空機製造や自動車産業での導入実績が豊富で、信頼性が高いです。

企業情報


INTAMSYS社


この会社は2014年に上海で設立され、自社開発・生産の産業用3Dプリンターを提供しています。航空宇宙業界や自動車産業での導入実績が多数あり、世界的に評価されています。

株式会社サンステラ


日本国内でPolymakerやRAYSHAPEなどのブランドの総代理店として活動し、3Dプリント機器や素材の提供を行っています。12年のサポート実績を持っており、安心して利用できる体制が整っています。

株式会社フュージョンテクノロジー


2014年に設立され、BtoB向けに3Dプリンタの販売・サポートを行っています。INTAMSYS社の日本総代理店としても知られ、最新の技術を常に提供しています。

このように、株式会社サンステラと株式会社フュージョンテクノロジーの新たな取り組みは、3Dプリント業界に新たな風を吹き込むことでしょう。難燃性や耐薬品性に優れたPEI9085の登場により、特定のニーズに応える製品の開発が進むことが期待されます。


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