無機系全固体電池の実用化に向けたセミナーの概要と展望

2025年12月19日（金）に、日本計画研究所（JPI）が主催する「無機系全固体電池の実用化最前線」セミナーが開催されます。このセミナーでは、一般財団法人電力中央研究所の上席研究員である小林剛氏が、無機系全固体電池の最新の研究動向や実用化の可能性について詳しく説明します。

無機系全固体電池は、次世代のエネルギー貯蔵技術として大きな注目を集めています。この技術は主に酸化物型と硫化物型の2つの材料で構成され、各々の特性を生かした開発が進められています。特に、硫化物型電池は自動車用途での利用が進められており、技術的な課題と進展についての貴重な情報を得ることができます。

セミナーの内容

セミナーは09:30から始まり、11:30までの間、さまざまな講義が行われます。講義内容には以下の項目が含まれています：
1. 無機系全固体電池の材料分類と用途に応じたニーズの整理
2. 硫化物型全固体電池に関するその開発状況と、特に自動車用途における技術課題
3. 酸化物型全固体電池の技術動向、及び極限環境や定置型電力貯蔵用途への応用可能性
4. 電力中央研究所による研究開発の具体例：焼結技術および評価手法
5. 参加者同士の質疑応答
6. 名刺交換や交流会を通じたネットワーキングの機会

このセミナーは、無機系全固体電池の将来を見据えた専門的な情報を提供するだけでなく、参加者同士の交流を促進する場ともなっています。交流会では、通常では難しい講師との直接的なコミュニケーションや、他の参加者との人脈を築く機会が提供され、事業の拡大に役立つ貴重な体験が期待できます。

受講方法

受講者は、会場での参加、ライブ配信、アーカイブ視聴（2週間の間、都合の良い時間に何度でも視聴可能）のいずれかを選択できます。受講料は1名37,390円（税込）で、2名以上のグループ申し込みの場合には割引も用意されています。また、地方公共団体に所属する方には特別料金が設定されています。

セミナー終了後には直接講師に質問ができる機会も用意されており、参加者がより深い理解を得る手助けをしています。業界の最新情報に触れ、今後のビジネスに活かすための絶好のチャンスとなるでしょう。