新しい音楽制作の形が生まれる
株式会社スタジオ・イオンと株式会社Moonbow Musicが共同で、Dolby Atmosを中心とした新しい音楽制作環境の提供を開始しました。これは、都市型スタジオと自然共生型スタジオの連携によって実現される、全く新しい音楽制作体験です。
都市と自然の融合
本サービスの最大の特徴は、都市部での効率的な編集制作環境を持つスタジオと、山梨県に位置する自然豊かな「SAGEスタジオ」との融合です。SAGEスタジオは、甲斐駒ヶ岳の森に囲まれた環境で、滞在型制作を行えるため、クリエイターは自然の中で集中し、創造性を高めることができます。
この連携により、従来の音楽制作・MAスタジオの枠を超え、没入型クリエイティブ環境が生まれました。音源の収録から編集、ミックス、Dolby Atmos制作、さらには最終納品まで、専門のエンジニアが一貫してサポートします。
高品質な制作環境
本サービスでは、Dolby Atmos 7.1.4環境を提供し、クオリティの高い音楽制作を実現します。最近では、多くのDAWにAtmos Renderer機能が搭載されており、制作環境をベースにした伴走型サポートにも対応しています。つまり、デジタル環境での制作から、スタジオでの最終調整やレンダリング確認まで、幅広くサポートする体制が整っています。
また、Moonbow Musicが運営する「Moonbow Music Yokohama」や「Moonbow Music Tokyo1st および 2nd」でも、8chキューブモニター環境を活用した空間音響制作が行えます。これにより、都市型スタジオでの機動力と自然との共生を重視したスタジオ環境の両方を活用できます。
Genelec導入のメリット
SAGEスタジオとMoonbow Music Yokohamaのモニターシステムは、Genelec製品で統一されています。Genelec Loudspeaker Manager(GLM)を活用することで、各スピーカーの音質を最適化します。この音響管理システムにより、部屋ごとの音響特性を補正し、クリエイターやエンジニアがスタジオ間をスムーズに行き来し、制作を進めることが可能になります。
音響環境の統一により、制作途中の判断やミックスバランスを維持したまま作業を続行でき、制作の効率性と高品質を両立することができます。
今後の展望
スタジオ・イオンとMoonbow Musicは、今後もDolby Atmosを始めとする空間オーディオ技術の普及に努め、より多くのクリエイターがこれらの技術を利用しやすい環境を構築することを目指しています。また、次世代のバイノーラル、アンビソニックス、VR/MR向け音響技術の研究・発信を続け、新たな音響文化の創出を目指します。
製作環境そのものの価値を再定義し、クリエイティブな制作体験へと発展させるこの新たな取り組みに、音楽クリエイターからの期待が寄せられています。今後さらに詳細な情報が発表される予定であり、目が離せません。