Spotifyが日本市場での広告サービスを強化
2023年9月21日、世界的オーディオストリーミングサービスのSpotifyが、日本において新しい広告サービス「Spotify Ad Exchange(SAX)」をスタートしました。この新しいプログラマティック広告商品は、Spotifyのユーザーに対してリアルタイムで入札できる特長を持ち、広告主にとって魅力的なソリューションとなることが期待されています。
「Spotify Ad Exchange(SAX)」の主な特長
Spotify Ad Exchangeは、2025年にアメリカで開催される予定の「Spotify Advance」で発表された重要な技術の一部であり、日本の広告主に新しいマーケティングの可能性を提供します。以下に、その特長を詳しく見てみましょう。
簡便性
SAXは、音声、動画、ディスプレイといった主要な広告フォーマットに対して、好みのDSP(デマンドサイドプラットフォーム)を通じてシームレスにアクセスできるようになっています。これにより、広告主は迅速にプログラマティック戦略に組み込むことが可能です。
柔軟性
オープンオークションとプライベートマーケットプレイス(PMP)での入札が可能で、さらには在庫保証型のプログラマティックギャランティード(PG)が近日中に開始予定です。これによって、広告主はリアルタイムでの最適化が行え、より柔軟な戦略を展開することができるようになります。
ターゲティング精度
業界最先端のソリューション「UID 2.0」(The Trade Desk)や「PAIR」(DV360)を駆使し、オムニチャネルでの広告キャンペーンにおいて高精度なターゲット팅と効果測定が可能です。これにより、より適切なオーディエンスにリーチすることが実現します。
日本市場における展開
SAXは既に米国、カナダ、欧州、オーストラリア、ニュージーランド、インド、シンガポール、ブラジル、メキシコなど、多くの国で展開されています。日本でのサービス開始によって、さらにサービスエリアが拡大し、国内の広告主にとっても利用しやすくなりました。Spotifyアジア太平洋地域の広告事業を統括するエリサ・ケルサルは、「日本の広告主は、効率的でデータドリブンな方法でオーディエンスにリーチしたいと考えています。Spotify Ad Exchangeは、そのニーズに応える設計がされています。」と述べています。
Spotifyの魅力
Spotifyは2008年からサービスを開始し、音楽の楽しみ方を根本的に変革しました。無料で1億曲以上の楽曲、650万以上のポッドキャスト、35万以上のオーディオブックを楽しむことができるのが特徴です。プレミアムプランにアップグレードすれば、広告なしでの高音質やオフライン再生も可能になります。現在、Spotifyは184の国と地域で利用されており、2億7600万人の有料会員を含む、約6億9600万人のユーザーがいます。
公式ページでは、最新の情報や広告戦略について確認できます。興味のある方は、ぜひ訪れてみてください。
Spotify公式サイト
当サービスがもたらす新しい広告体験は、日本の広告市場において大変革をもたらすことでしょう。広告主の皆さんはこの機会を逃さず、より効果的なキャンペーンを展開してみてはいかがでしょうか。