現代絵画の巨匠、諏訪敦の新作を収めた図録を先行発売
WHAT MUSEUM(ワットミュージアム)は、現代日本の絵画シーンで注目を浴びる画家、
諏訪敦の図録を2025年11月22日(土)より先行販売します。本図録は、展覧会「
諏訪敦|きみはうつくしい」にあたるもので、全国書店に先駆けての販売となります。さらに、図録の発刊を記念したトークイベントとサイン会も予定されています。
諏訪敦の画業と展覧会の魅力
本展は三年ぶりの大規模な個展であり、諏訪敦の画業の集大成とも言える作品群が揃っています。
新作の静物画や肖像画を含む82点が展示されており、彼の制作活動の変遷を深く掘り下げています。特に、戦争で亡くなった人々や神話など、目には見えない存在を描くリサーチプロジェクト型の絵画は、今、多くの注目を集めています。
展覧会は「
きみはうつくしい」というタイトルが示す通り、個々の作品が持つ美しさや深さを感じることができます。展覧会では、
新作「汀にて」を中心に、作品の背景や制作過程についても触れられています。
図録の内容と特典
図録には、展覧会の5章で構成された作品紹介が含まれています。特に、静物画の新作や展示の様子、制作過程を捉えた写真など、豊富なビジュアルが掲載されており、観覧者の皆様には展覧会の魅力を再確認できる内容になっています。また、展覧会のキュレーターである
宮本武典による解説も加わっており、より深く作品の理解を助けてくれます。
さらに、芥川賞作家の
藤野可織が短編小説「さよなら」を執筆し、図録内にも収められています。この小説は、諏訪のアトリエを訪れた藤野の印象をもとに描かれたもので、彼の作品との相乗効果を楽しむことができる内容となっています。
図録刊行記念トークイベント
11月29日(土)には、
「不死と絵画とわたしたち」というタイトルのトークイベントも開催される予定です。このイベントでは、諏訪敦、藤野可織、民俗学者の
赤坂憲雄が対談し、諏訪の作品を文学や文化の観点から掘り下げます。古代の神話や伝承がどのように現代の作品に影響を与えたか、興味深い議論が展開されることでしょう。
まとめと販売情報
図録「
諏訪敦|きみはうつくしい」の先行販売は、WHAT MUSEUMのミュージアムショップで2025年11月22日からスタートします。一般販売は、その後全国の書店にて行われます。定価は5,170円(税込)で、A4変形判176ページの日英併記の内容となっています。
この機会に、諏訪敦の美しい作品やその魅力を詰め込んだ図録を手に入れてみてはいかがでしょうか。詳細は公式サイトにてご確認ください。